松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



小さな事からコツコツと

私は自分に課す課題があります。

それは毎日の仕事。娘たちのお弁当づくり。そして夕飯の支度です。

これは、何か用事があって出来ない日以外は必ず続けようと思っている日課です。

朝、起きて釜に浸しておいた豆に火をつけるのと同時にお弁当づくりが始まり、娘たちを元気に学校へ送り出すところで一段落。

昼間、仕事でせわしなく動きまわり、夕暮れ時からビールを飲みながら夕飯の支度に取り掛かります。

こらが私が自分に課す必ずやらなければならないと思っている日課です。

どうしても忙しくてやれない日。そんな日は少し気持ち悪くストレスが逆に溜まる思いです。それほど長きにわたり身体に染み付いた私の毎日のルーティンなのです。

しっかりとした睡眠と食は元気に毎日を送る必要不可欠なものでありますが、その中の食を家族の皆が私に委ねてくれているという喜びをいつも持ちながら取り組んでいます。

今夜はカレーにしました。



私愛用のスパイスと寸胴鍋。

カレーはお昼前から支度を始めないと間に合いません。

時間があまり取れなかったので、フードプロセッサーの力を借りる事にしました。

にんじん。

そしてトマト。



これらを寸胴鍋に入れて火を入れておきます。

そして今回は玉ねぎもフードプロセッサーのお世話に。



フライパンで30分ほど炒めると



綺麗なチャツネになります。

これも寸胴鍋へ。



クミンシードとカルダモン、クローブなどのスパイスでもホールのものは油で炒めてから種だけ取り除きます。そのあと、鶏のもも肉と乾燥ココナッツを入れ、しっかり炒めてから寸胴鍋へ投入します。

4時間経ったところで



こちらです。

最後に

コリアンダーパウダー、ターメリック、レッドチリパウダーを投入。

種のスパイスは先に、パウダー系は最後に入れると香りが立っていいような気がしてます。

私は料理はレシピを見ず、フィーリングでつくるので実際に当たっているのかはわかりませんので悪しからず。

食べる直前にヨーグルトをしっかりめに入れ、酸味付けします。そのあと、生クリームを適量。

完成です。

写真は撮っていませんが、セロリを2束入れてあるのでとても香り高く仕上がりました。

あ、肝心なものを忘れてました。

バターです。本当はギーといってバターを焦がさないようにずっと熱を入れていくと液体になるものをそうインドでは呼ぶのですが、そのギーを作っておいて入れると尚良いのですが、時間の関係上固形バターを使います。

余談ですが、インドのパンをナンと言いますが、見た目にもテカっていますよね?そして手に取ると手が油でヌルヌルすると思います。それがギーです。ナンが焼き上がってからすぐにこのギーを塗るのです。

バターはインドやネパールのカレーには必須。一番味の元となるふくよかな甘みや旨みはこのバターにあるのだと私は考えています。

本当にこれで完成です。

家族のみんな、喜んでくれるといいな。

一日の全てがこれでコンプリートされ、達成感を感じます。

大した事ではないように感じてしまいますが、小さな事からコツコツと。西川きよし師匠の決め台詞のようですが、本当にその通りだと思います。

達成感や満足感、充実感を毎日毎日ちょっとずつ拾い続けていると、知らないうちに大きな幸せに育っていきます。その先に生きる喜びがあるのです。

背伸びしてはいけないぞ!いつも自分に言い聞かせています。

日本橋タカシマヤ

前もってご案内しておりました、日本橋タカシマヤの羽二重餅の特別販売。6月9日の土曜日の一日限りの販売ですが、連絡があり事前ご予約分は全て埋まってしまったそうです。



当日販売の枠はご用意があるそうですので、ご希望のお客様におかれましては誠にお手数ですが、販売時間に合わせてご来店下さいますようよろしくお願いいたします。

日本橋タカシマヤ
http://www.takashimaya.co.jp/sp/tokyo/

住所
東京都中央区日本橋2-4-1
電話
03-3211-4211

販売場所
地下一階 銘菓百選コーナー

販売開始時間などの詳細は直接、日本橋タカシマヤまでお問い合わせいただきますよう、よろしくお願いいたします。

恋は雨上がりのように

昨日は自分の中の映画DAYでした。

一本目は映画 恋は雨上がりのようにを観てきました。



バツイチで超優しい心の持ち主であるけれど、ネガティヴでなかなか自分の気持ちを表に出す事が苦手なファミレスの店長とそこで働く主人公の女子高生の淡い関係。

お互いを意識し合い、なかなか前を向いて生きていられなかった二人が共に成長していく姿を上手にストーリー立てて作られていました。

優しくて気の小さい45歳を演じる大泉洋が何故か愛おしく思ってしまったのは、やはり自分もバツイチだからでありましょうか。

人から好きです。愛してる。なんてとんと言われた事のない私にとってはなんだかちょっと羨ましくも思ってしまったところです。

優しい心。包み込む優しさ。

そんなものが私の中からもっと滲み出てくるといいのだろうか。

ちょっと考えさせられた映画でした。

前向きな映画は自分に元気をもらえるので私がいつも好んでチョイスする事も多いのです。

二本目の映画はお昼から



ものすごくお下品で笑わせてくれる場面も多く、テンポも良かったので、あっという間に時間が過ぎ去りました。

私にとって映画は常に人生のお手本としている大切なものです。

非常に充実した贅沢な時間でした。