松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



関東にお住まいのお客様へ

おはようございます。

本日一日限りですが、日本橋タカシマヤにて羽二重餅の特別販売がございます。

ただいま箱入りの包装も完了し、バイヤーさんへのお渡しも終わったところです。

申し訳ございませんが、既にご予約は全て埋まってしまったそうなので当日販売分はございません。



本日の羽二重餅は青海波の焼印を施しております。我が松屋長春でお売りしております羽二重餅も同じく青海波の焼印です。

ご予約済みのお客様におかれましては、到着まで今しばらくお待ちくださいませ。

素敵なご縁がありますように。

きび?

おはようございます。

今朝、ご紹介の生菓子はこちらです。



私のお店ではきび羹と呼んでいます。

きびとは五穀の中の黍の事を指すのだと予想はつきますが、実際にはきびは入っていません。

祖父の時からお店に並べていた生菓子ですが、黄色の見た目からきびと呼ぶようになったのでしょう。

餅米由来のイラ粉を入れて仕上げていますので、もちもちとした食感が特徴的であります。

冷蔵庫でひんやりさせてからお召し上がりいただきますと、より一層この生菓子の良さが前面に出ると思います。

素直にアイムソーリー

大人になるにつれ、ごめんなさいと素直に謝る事ができなくなってきたように感じます。

それは自分が決して偉くもないのに変なプライドがあって、それが邪魔をしているのではないかと昨日考えました。

私は昨日、久しぶりに。本当に久しぶりに次女と喧嘩しました。仕事がとても忙しく、なかなか彼女の言うことをしっかりと聞いてやる事ができなかったのが原因でした。お互いイライラがつのってぶつかったのです。

娘は悪くない。忙しくピリピリしていた自分が悪かったのは重々承知だったのですが、すぐに謝る事が出来ませんでした。

素直にありがとう!は言える。でもごめんなさいと謝る事は苦手。自分の欠点が見えた瞬間でした。

今朝一番で娘にごめんなさいと謝って仲直りしたところです。

恥ずかしながら自分では素直な人間だと思っていて、心の内をそのまま人にいつも伝えられていると認識していたのですが、全くそうではなかったのです。

猛省しました。

父は私が小さい頃、とても厳しかったです。しかし、私が中学生、高校生、そして大人へとなるに従ってどんどん優しくなって、今は友人のように接してくれます。

ある時その事を父に聞いてみたところ、自分が親でおまえが息子なのはいつまでも変わらないが、息子も次第に大人になっていく。お互いに変わらないといけないだろう。そう教えてくれました。親子の関係でも相手を尊重し、接してくれていた事を知り、私も娘たちにそう接してきたつもりです。しかし、父と私では大きな違いがあったのでしょう。精進が足りない事を知りました。

次女も来年には成人になります。もっと心のままに素直に娘たちに接していけるよう努力していこうと思います。



今朝つくったお弁当は娘たちの好物を選んでつくりました。

そして、朝食のゴーヤーチャンプルーと鶏のスパイス炒め。

二人とも喜んで出かけてくれました。

反省から学ぶものはとても大きく、自分をより一層高めてくれます。

いつもと同じではいけない。昨日より今日、今日より明日。人として父としてもう一段ステップアップできるよう、心と頭をしっかり整理したいと思います。