松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



今月のベニサザンカ

おはようございます。

本日、明日の二日間は毎月恒例のベニサザンカの特別販売日です。

この稲沢市の銘菓、ベニサザンカが出来てからもう20年近くが経ちました。

こうして長きに渡り、お客様にご支持いただいていることに喜びを覚えています。本当にありがとうございます。

この先も出来る限りこの値段でお客様にご提供できますよう、最大限の努力をいたします。

どうぞ変わらぬお付き合いをよろしくお願い致します。



今月のベニサザンカです。

道明寺製 中はこしあんです。

両日ともに売り切れ次第終了となります。

お早めのご来店をお願い致します。

栗の香り

今日も朝一番から栗を蒸しています。



栗のいい香りが仕事場に立ち込めています。

松屋長春の店頭に栗の生菓子が出揃いました。



重陽の節句 菊の和菓子 その2

先日このブログでご紹介しました黒糖の葛菓子、宝笹もそうでありましたが、本日ご紹介いたします生菓子も私にとって、とても思い出深い和菓子です。



千代見草

菊の異称は様々あれど、私の京都の修行先は千代見草と銘打ってお店に出していました。

菊の色も様々ではありますが、こちらも決まって毎年このピンク色でつくっていました。

この季節を迎えますと、京都での生活を懐かしむ私がいます。

修行仲間は元気かなぁ。お世話になった職人さんたちは元気だろうか。などと色んな思いが頭をよぎります。

辛く苦しいばかりの修行時代でした。

幸せで楽しい事など10%もなかったように思いますが、こうして思い入れの強い和菓子に携わる頃になると何故か幸せで楽しかった事しか思い出さないものです。