松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
一人の親として思う事
昔の写真を母が整理していたら娘たちの写真が出てきたと持ってきてくれました。
誰かの誕生日だったのでしょうか。
面白いもので写真を見た瞬間、一瞬にしてその時の自分に戻る事ができます。
子供は三人いても三人三様。似ているようで全く違います。それぞれの良いところ、悪いところ。そんなところをつぶさに観察しながら娘たちと接して来たように思います。
左右逆になりましたが、現在の娘たち。
相変わらず全く外見は変わらない娘たちですが、家庭内が荒んでいた時は娘たちも仲良くできず、喧嘩が絶えない毎日でした。それはそれは本当に苦労しました。そして娘たちには随分と迷惑をかけたと申し訳ない気持ちで一杯です。
そんな事を忘れてしまうほど娘たちは今お互いを助け合い、仲良くしているのが信じられないほどです。家庭内の平穏安泰が子供の精神状況に大きな影響がある事がよくわかります。
今、安堵の気持ちと感謝の気持ちに溢れている自分に気付かされます。
長女。
そして
次女、三女。
近頃、私の頭から離れない事件がありましたので、一人の親として考えている事を少し書かせていただきます。
その事件とは子どもの虐待についてです。目を覆いなくなるようなとても酷い事件が後を絶ちません。
そんな事件を耳にするたび、心が痛み悲しくなります。子を持つ親として、どうやったら家族みなが仲良く幸せに生きていけるのかを今一度真剣に考えたいものです。
ちょうど今、悲しい事件が世間を騒がせています。救いの手を求めて「悪い事はしません。許して下さい」と手紙を書いた子、学校内のアンケートで「お父さんに蹴られています。何とかなりませんか?」そう答えた子。
どうして大人たちはこの子たちを救えなかったのかと考えるととてもやるせない思いで一杯になり、涙が止まりませんでした。
こんな事件は世の中から全て無くなって欲しいと心から願っています。
それには親である自分の心模様が一番に関連しているのではないかと思っています。いつも何かにむしゃくしゃして、当たりどころのない怒りを持つと弱い者にその矛先が向かうのではないでしょうか。
親になった以上、心を平穏に保つ努力が肝心です。それは親の責任であり、義務でもあると思います。
生きていく中で夫婦間の問題や仕事上のストレスなど怒りは数え切れないほどあると思います。しかし、それは子供たちには全く関係ない事なのです。
今一度心を整理して、自分を真っ平らにして子供たちと付き合うのならばこのような事件は無くなるでしょう。
私は親イコール偉い!というのを随分前から排除しています。そんな事から近頃は娘たちによく叱られます。娘たちは22歳、20歳、18歳になりました。そのくらいが一番いい親子のバランスなのかもしれません。
娘たちの手のひらの上で転がされている自分が一番居心地の良い安息の場所なのかもしれませんね。
「辛くて挫けそうになる。そんなのは生きてたら何度もやって来る。それでもいつかはまた太陽は昇る。暗黒の時間など、振り返ってみればそれはほんの一瞬なんだ。」
いつもそう娘たちに話して励ましてきましたが、決してそうではなかった事件の被害者である彼女たちを目の当たりにすると、とてもいたたまれない気持ちになります。
最近、日の出を望む事なく苦しんだ彼女たちが常に頭の中にあります。
見て見ぬふりをする大人にだけはなりたくない。また、なってはならない。そんな人が溢れる世界を私は望んでいます。
誰かの誕生日だったのでしょうか。
面白いもので写真を見た瞬間、一瞬にしてその時の自分に戻る事ができます。
子供は三人いても三人三様。似ているようで全く違います。それぞれの良いところ、悪いところ。そんなところをつぶさに観察しながら娘たちと接して来たように思います。
左右逆になりましたが、現在の娘たち。
相変わらず全く外見は変わらない娘たちですが、家庭内が荒んでいた時は娘たちも仲良くできず、喧嘩が絶えない毎日でした。それはそれは本当に苦労しました。そして娘たちには随分と迷惑をかけたと申し訳ない気持ちで一杯です。
そんな事を忘れてしまうほど娘たちは今お互いを助け合い、仲良くしているのが信じられないほどです。家庭内の平穏安泰が子供の精神状況に大きな影響がある事がよくわかります。
今、安堵の気持ちと感謝の気持ちに溢れている自分に気付かされます。
長女。
そして
次女、三女。
近頃、私の頭から離れない事件がありましたので、一人の親として考えている事を少し書かせていただきます。
その事件とは子どもの虐待についてです。目を覆いなくなるようなとても酷い事件が後を絶ちません。
そんな事件を耳にするたび、心が痛み悲しくなります。子を持つ親として、どうやったら家族みなが仲良く幸せに生きていけるのかを今一度真剣に考えたいものです。
ちょうど今、悲しい事件が世間を騒がせています。救いの手を求めて「悪い事はしません。許して下さい」と手紙を書いた子、学校内のアンケートで「お父さんに蹴られています。何とかなりませんか?」そう答えた子。
どうして大人たちはこの子たちを救えなかったのかと考えるととてもやるせない思いで一杯になり、涙が止まりませんでした。
こんな事件は世の中から全て無くなって欲しいと心から願っています。
それには親である自分の心模様が一番に関連しているのではないかと思っています。いつも何かにむしゃくしゃして、当たりどころのない怒りを持つと弱い者にその矛先が向かうのではないでしょうか。
親になった以上、心を平穏に保つ努力が肝心です。それは親の責任であり、義務でもあると思います。
生きていく中で夫婦間の問題や仕事上のストレスなど怒りは数え切れないほどあると思います。しかし、それは子供たちには全く関係ない事なのです。
今一度心を整理して、自分を真っ平らにして子供たちと付き合うのならばこのような事件は無くなるでしょう。
私は親イコール偉い!というのを随分前から排除しています。そんな事から近頃は娘たちによく叱られます。娘たちは22歳、20歳、18歳になりました。そのくらいが一番いい親子のバランスなのかもしれません。
娘たちの手のひらの上で転がされている自分が一番居心地の良い安息の場所なのかもしれませんね。
「辛くて挫けそうになる。そんなのは生きてたら何度もやって来る。それでもいつかはまた太陽は昇る。暗黒の時間など、振り返ってみればそれはほんの一瞬なんだ。」
いつもそう娘たちに話して励ましてきましたが、決してそうではなかった事件の被害者である彼女たちを目の当たりにすると、とてもいたたまれない気持ちになります。
最近、日の出を望む事なく苦しんだ彼女たちが常に頭の中にあります。
見て見ぬふりをする大人にだけはなりたくない。また、なってはならない。そんな人が溢れる世界を私は望んでいます。