松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
カステラって難しい!
カステラ、焼き上がりました。
上下の焼き色も揃い、カステラの気泡も均一になりました。
実は少し前にカステラを焼く時に蓋として使っていた鉄板がダメになり、買い替えました。
同じものを一生懸命探したのですが、どうしても見つからなかったので仕方なく買った鉄板を使っていたのですが。。。
今まで綺麗に焼き上がっていたカステラが、なかなか上手に仕上がらなくなってしまったのです。
これにはとても悩みました。
何度も調整を重ねていくうちに、蓋として使う鉄板の癖を見抜き、天火と下火の温度を決定し、やっと納得がいくカステラが再び仕上がるようになりました。
ホント、カステラってデリケートで難しい。
今でも忘れない東京の恩師の話があります。
「和菓子の中で一番難しいのが薯蕷とカステラだ。なかなか思ったようにいかない。これらをいつも同じようにつくられるようになったら一人前」
その時まだ私は和菓子の世界に飛び込んだばかりで、「こんなシンプルで簡単そうなものが一番難しいなんて信じられない」などと軽く考えていましたが、和菓子界に長く身を置いているとその言葉の重さがわかるようになってくるのです。
季節によっての温度差や湿度差がそのまま仕上がりに直結します。
アンテナを張り巡らせて、毎日の変化をしっかりキャッチし、仕上がりの誤差がないよう努力しなければなりません。
日々、瞬間の勝負です。
和菓子に限らず、シンプルに見えるものが一番奥深く難しいものなのかもしれませんね。
上下の焼き色も揃い、カステラの気泡も均一になりました。
実は少し前にカステラを焼く時に蓋として使っていた鉄板がダメになり、買い替えました。
同じものを一生懸命探したのですが、どうしても見つからなかったので仕方なく買った鉄板を使っていたのですが。。。
今まで綺麗に焼き上がっていたカステラが、なかなか上手に仕上がらなくなってしまったのです。
これにはとても悩みました。
何度も調整を重ねていくうちに、蓋として使う鉄板の癖を見抜き、天火と下火の温度を決定し、やっと納得がいくカステラが再び仕上がるようになりました。
ホント、カステラってデリケートで難しい。
今でも忘れない東京の恩師の話があります。
「和菓子の中で一番難しいのが薯蕷とカステラだ。なかなか思ったようにいかない。これらをいつも同じようにつくられるようになったら一人前」
その時まだ私は和菓子の世界に飛び込んだばかりで、「こんなシンプルで簡単そうなものが一番難しいなんて信じられない」などと軽く考えていましたが、和菓子界に長く身を置いているとその言葉の重さがわかるようになってくるのです。
季節によっての温度差や湿度差がそのまま仕上がりに直結します。
アンテナを張り巡らせて、毎日の変化をしっかりキャッチし、仕上がりの誤差がないよう努力しなければなりません。
日々、瞬間の勝負です。
和菓子に限らず、シンプルに見えるものが一番奥深く難しいものなのかもしれませんね。