松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



草餅、スタートです

草餅がお店に並びました。



着色料はもちろん一切使っておりません。

これだけの深い色合いを出すには、大量のよもぎを投入しなければこうはなりません。

当然、素晴らしい春の香りがパッと華やぎます。



伊吹山産のよもぎです。

他の追随を許さない、素晴らしい濃厚な香りと味わいがあります。深き色合いも特筆すべきものがあります。

使用するあんは、丹波大納言小豆の粒あん。

よもぎたっぷりの生地との相性はすこぶる良いです。

一年を通した松屋長春の中で一番お値打ち、お得な和菓子かもしれません。

娘よ、おめでとう!

昨日は稲沢市の成人式の日でした。

次女の晴れの日でもありました。



娘よ、成人おめでとう!

私と娘。一生懸命ともに歩んで、ともに笑って、やっと成人式を迎える事ができました。

娘をお祝いする気持ちと同じくらい、これまで頑張ってきた自分へのねぎらいの気持ちも正直なところあります。

「とりあえず何とか頑張ったな、自分よ。おつかれさん。」

そう、こっそり自分でささやいたところです。

片親となって随分経ちます。こんな事を書くとバチが当たるのを承知で書きますが、私には娘たちの成長を一人で見守れる喜びがありました。

娘たちからの幸せのシャワーを一人浴びられる幸せがありました。

そのために心血を注いで頑張ってきたつもりは毛頭ありませんが、やはり特別に嬉しいものがあります。

次女は短大をこの3月に卒業し、4月から働くことになりますが、三女は4月から四年制の大学への進学が控えています。

まだまだ親としての私の責任は続きます。

もう一踏ん張り!

娘たちとともに足並みを揃えて一歩ずつ進んでいこうと決意を新たにしたところです。

「楽しんで頑張るぞ~」

頑張る!って、楽しみを見つけながらやるもんです。でなければ、辛い苦しいの「辛苦」だけが表に出てしまって何にもいい事ありません。負の連鎖に陥ってしまうだけです。

私が楽しみながら、喜びを見つけながら毎日を送っているのを間近で見てくれているので、娘たちは私のことを高く評価してくれているのだと思っています。

人生、苦楽いろいろありますが。今日のような幸せなひとときが、穏やかな波のように打ち寄せてくる事もあります。だから人生はやめられません。諦めたらいかんのです。

昨日は温かい波打ち際で優しい波の音を聞きながら、深い眠りにつくことができました。

成人式。一度きりの日。

しかし、ものは考えようです。娘三人がいる私にとっては四回も味わう事ができる成人式です。

残すはあと一回です。

二年後をまた楽しみにガンバロ。

香りと酸味が秀逸です

果心



そう銘打ってお店に並べました。

菓子名の通り、果実がこの羽二重餅の中心に入っています。

その果実、金柑です。金柑の蜜漬けを配しました。

金柑だけが持つ特有の華やかな香りと酸味が羽二重餅と絶妙にマッチした菓子であると思います。

果実のご用意が無くなるまでのご提供となります。