松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



本日最終日です

おはようございます。

本日はバレンタインデーですね。

ニュースで初めて知りましたが、近頃はバレンタインデーの日に男性が女性に花を贈るというのが流行っているそうです。

これには少し面食らいました。

バレンタインの日には女性が好きな男性に向けてチョコレートを贈るというのが、私の小さな頃からの定説であったからです。

時代は流れ、流れるものであります。その時代に生きる人々が持つ感覚や思考の変化により、定説であったものが少し薄らいでいき、その時代に合ったスタイルに自然とマッチしていくのかもしれません。

私が生きたこの約50年の間でもバレンタインという毎年恒例のイベントは形を変えてきました。

チョコレートだけだったものがクッキーやケーキへと変化したこともありました。女性から男性へという片道通行であったものが、女性から同性の友人へと贈る友チョコも記憶に新しいところであります。

バレンタインに限らず、全てのものは時代とともに変化していくものなのです。

前置きが長くなりましたがバレンタイン羽二重餅は本日が販売最終日となります。



売り切れ次第終了となります。

なにが変わったのかな?

うぐいす餅を少し変化させました。



外観が変わっただけで、味も香りもそのままであります。

鶯という鳥はゴールデンウィークにかけて繁殖期を迎えます。これからどんどんと彼らの歌声が美しくなっていきます。

私には毎年それが楽しみで楽しみでしょうがありません。

余談ですが、昔の有名な日本画家たちがこぞって描いた梅の木に鶯という構図。

これは実は間違いなのです。

鶯は花の蜜を吸いません。姿形が似ている花の蜜が大好きなメジロという鳥と間違えたのだろうと言われています。

最初に梅に鶯の絵を描いた画家は誰なのかは知りませんが、この最初に間違えて描いた人の絵を見て次の人、次の人と飛び火をしていったのでしょう。

そんな事を知りつつ、梅に鶯の絵を見るとより楽しく絵画鑑賞ができますよね?

これからの日本画家の方々には梅の木にメジロで描いてほしいものです。

バレンタイン仕様で

明後日の2月14日(金)は一宮名鉄百貨店にて羽二重餅の特別販売がございます。



4個入り150箱、一日限りの特別販売となります。

販売開始時間や販売方法などの詳細は直接一宮名鉄百貨店までお問い合わせいただきますようお願いをいたします。

2月14日はバレンタインデー。焼印、包装など全てバレンタイン仕様でご提供させていただきます。

また、本日のジェイアール名古屋タカシマヤの羽二重餅と明日の星ヶ丘三越の羽二重餅も同じようにバレンタイン仕様でおつくりいたします。