松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



ずっと尊敬しております

横田滋さん、亡くなってしまった。



娘が中学生の頃から生き別れとなってしまっても、ずっと娘の事を思い続けて愛し続けてきた横田さん。

心から尊敬しております。と同時に心からお悔やみ申し上げます。

あなたの娘に対する海よりも深い愛情は世界一だと私は思っております。

私もあなたに負けないように頑張ります。

本当に長い間おつかれさまでした。

蒸し上がりました

「露かしわ」が蒸し上がりました。



葛は熱の入りたてが一番透明感を発揮します。



中心に北海小豆のこしあんを配し、その周りをに若緑色に染め上げた白小豆こしあん、一番外側に葛と三層に仕立てております。

葛と2種類のあんの食べ合わせ、バランスの良さが際立っている蒸し菓子です。

朝露に濡れた柏の葉が太陽に照らされてキラキラしている様をイメージしていただけましたら嬉しく思います。

珍しく

羽二重餅製の新しい生菓子が出来上がりました。



珍しく、羽二重餅を淡いブルーに染め上げて仕上げております。

羽二重餅は純白、そのままつくり上げる事が多いので、淡いブルーの羽二重餅は一年の中でもなかなか無いレアなものです。

中のあんは丹波大納言小豆粒あん。頂に観世水の焼印をあしらっております。

いつもと違う仕様の羽二重餅もたまにはいいものです。