松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



紅がお似合い

夏の名残を少し残しながらも秋の気配を感じる今日この頃となってきました。

朝夕は人によっては涼しいと言うよりも寒いと感じる方もおいでではないかと思うほどであります。

布団で横になるにはちょうど良い気温になってきたのではないでしょうか。

羽二重巻の備中白小豆粒あんの色が淡いブルーから紅色へとチェンジしました。



この薄紅色の備中白小豆粒あんは春にも使用するのですが、春には桜を思わせ、秋にはやはり紅葉を思い浮かべるようになるから不思議です。

同じ色なのにです。

秋の七草、桔梗

「天高く馬肥ゆる秋」

抜けるような真っ青の空、頬を撫でる風も最高に心地いい。

そんな季節となってきました。

秋の七草の一つである桔梗が再度お店に並びました。

春の紫色の代表花は藤や杜若や鉄線などがあり、イメージとしましては春といいますか、初夏と関連させてしまいがちですが、秋にもこんな素敵な紫色の代表花があります。

栗蒸しようかん



栗蒸しようかんがお店に並びました。

先日ご紹介しました栗ようかんとは名前こそ似ていますが、全くの別物であります。

軽羹とモチモチの食感が特徴である蒸しようかん。もちろん栗もたっぷり入れて仕上げました。

栗ようかんは1本売りなのに対し、こちらの栗蒸しようかんは一個ずつの販売です。

栗真っ盛りとなってまいりました。