松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



むすんでひらいて

おはようございます。

今週も引き続きお付き合いくださいませ。

休み明けはいつもより特に朝がせわしないです。

朝一番で釜に火をつけ、豆を煮はじめます。そしてお店に並べる和菓子の準備に取り掛かります。

蒸しものが全て終わったら、ここでやっと一息。

それから朝食を食べて、本日は栗きんとんのあんを用意しているところです。



生栗を蒸し、蒸し上がったら半分に切って開きます。



その後の工程はこれから始まりますので、また明日にでもご紹介できればと思います。

今日は蒸して開いて。

そこまでのおはなしでした。

私と三女

「寝ぼける」

最近の私は寝ぼける事はさすがになくなりましたが、小さな頃はよく寝ぼけていたようで。

父の話では真夜中にバッと飛び起きてランドセルを担いで学校に行こうとしたのが一番びっくりしたそうです。

寝相の悪さは今でもピカイチ。三女も私と同じように寝相が悪くバタバタとよく動きます。

ついこの間、三女がトンデモナイ寝ぼけをやらかしました。



私たちが寝る寝室の写真です。

左がクローゼット、右の部屋がリビング、奥の明るいところが玄関です。

夜中の1時半ごろにクローゼットをガラガラ~と派手に開ける音に私は目覚めたのですが、三女は寝ぼけてトイレの扉と間違えてクローゼットを開けたようです。

びっくりしたんですが、そのままトイレに向かったので安心していたところ、その次にこちらへ戻る事なく玄関をガチャっと開けて出ていくではないですか。

思わず「おいおい!どこへ行くんだ?」と肩に手をやり声をかけたところでやっと我に帰り、再び一緒に寝室に戻った次第です。

三女は19歳、そろそろ20歳になるのですが、そんな年頃でも寝ぼけるってあるんだなぁと翌日に家族みんなで笑ったところです。

寝ぼけに寝相の悪さ。

そんなところが私にそっくりな三女です。

栗かのこ

栗の甘露煮をたっぷり纏った「栗かのこ」がお店に並びました。



「かのこ」は「鹿の子」と漢字で書きます。

鹿の赤ちゃんの背中の柄のようだというところから「鹿の子」と名付けられました。

小倉鹿の子のように小粒のものならまだしも、この栗鹿の子のように大粒のものはどう見たって鹿の赤ちゃんのようには見えないと思うのですが。

昔から伝わる伝統的な和菓子である「栗かのこ」なので、あまりイチャモンをつけてはいけませんね。

栗かのこは、それぞれのお店独自のデザインで売り出すようなものではありません。この先もずっと変わることのないレトロでクラシック、これで完成形なのです。