松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
バンクシー
バンクシー展に行ってきました。

メッセージ性の強い風刺画で世間を魅了するアーティストですが、モラルやマナーの点で評価されていいものかどうか。それがとても疑問です。
というのも、悪く言えば多くの作品が所有者の許可なく壁に落書きを描いたものだからです。
アーティスティックであるが故に、だいたいはお咎め無く賞賛されていますが、もし私が壁に落書きを描いたならば、大きな罰を受けることとなるでしょう。
そう言いながらも私は以前からバンクシーの作品に魅了されていますので、この言い分も全く芯が通っていません。
知っている作品が多く展示されていましたが、全然知らない作品も多く見受けられました。
写真撮影が可能でしたのでたくさん撮ってきましたが、まだの方のために掲載は控えさせていただきます。
一点だけ、私がバンクシーの作品で一番好きなものを掲載させてください。

こちらです。
実際にはホテルの部屋の壁面にペイントされているものです。
テロリストと警官が枕で遊んでいる姿がデザインされています。
本来なら武器を持って敵対する両者が、枕で叩き合い遊んでいるさまは、見る側に微笑みと平和を連想させるものであります。
「平和っていいなぁ。世界中の人たちが争いを無くして仲良く過ごせたら、なんて素晴らしい事だろう。」
そんな風に考えさせられます。
何度みても胸を打たれます。
バンクシーのやっている事は罰当たりなことなのかもしれませんが、「やっぱりすごい!」と思います。
うーん、悩ましい。。。