松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



スポットライト

シンプルなデザインのものこそ奥ゆかしい。




私はそう感じます。




白と紫に色分けした外郎製の生地に備中白小豆のこしあん。




包んだあとで、綿の布巾でギュッと絞ってからさっと蒸す。




朝顔の花の蕾を模してつくった和菓子です。








あさがおって太陽が昇るのと同時に花開き、太陽がてっぺんにいる頃にはもう花を閉じてしまいます。




開いたあさがおも可憐でいいものですが、きゅっとねじって閉じた蕾の姿がまた可愛いくて私は好き。




主張のない花の蕾にスポットライトを当てるのもいいものです。

イマジン

「水模様」と銘打ってお店に並べました。








水は空気とおなじように形がないので、様々な姿で私たちの心を癒やしてくれます。




空気と違って見えるものだから、目で見る楽しみというものもあります。また、水が織りなす自然の音も見逃せません。どこまでも気持ちのよい水の音はいつも私たちの近くにあります。




この「水模様」は静かな水面の姿を表現した和菓子です。




凛とした空気感に青の清涼感が加わり、それに平和をも連想させてくれます。




平和の話をしますと、どうしてもオリンピックに繋がってしまいます。




オリンピックも残すところあと少し。




マラソンがスタートし、女子バスケの決勝も控えております。




色んなマイナスの意見も散見されたオリンピックでしたが、こうして選手の方々の一生懸命な姿勢をテレビで見るにつれ、無事に閉会を迎えられて本当によかったと私はそう思っています。




また勝った選手、負けた選手ともに相手をたたえあう光景を目にすると、やっぱりスポーツって本当にいいものだなぁとあらためて感じました。




「私たちの下には地獄なんてない。私たちの上にはただ空があるだけ。」




ジョンレノンが望んだ世界がオリンピックで垣間見られたような気がしました。




平和、平穏な世界。




私もいつもそれを望んでいます。

夏の記憶

「夏の記憶」




波打ち際




花火




あさがお




西瓜




うちわ




おまつり




入道雲




かき氷




甲子園




カエルの合唱




サンダル




おじいちゃんのスケスケももひき




浴衣




浮き輪




夕立ち




ひまわり




川床




プール、プールの帰りにはお好み焼き。




私の中にはお好み焼きの記憶が深く刻み込まれています。




今夜はお好み焼きを家族のためにつくりました。



















とにかく仕事場もキッチンも暑かった。