松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
アリガトウサヨウナラマタアイマショウ
神田さやかさんがお亡くなりなられました。
さやかさん、生前は松屋長春の羽二重餅を愛し続けてくださいまして本当にありがとうございました。
心を込めて一生懸命つくったものをお召し上がりになられた方々に評価していただけること。
それは私たちにとって一番のご褒美であります。
私たちはお客様に喜んでいただくために精一杯のおもてなしをと常に自分たちの心に留めながら仕事しているわけですが、あなたに最高の笑顔を持って褒めていただことを私は決して忘れません。
これ以上ない幸せに気持ちに包まれました。感謝申し上げます。
聴いた人々を幸せにできるような歌手は、そんなにこの世に多くいないと思います。
あなたはあの透き通るような、妖精のような素晴らしい歌声で私の心を癒し続けてくれました。
あのCMでの歌などは、見るたびに父も素敵な歌声だなぁと幸せそうな面持ちでテレビを眺めていたものです。
一度でいいから、あなたのあの美しい歌声を生で聴いてみたかったです。
おつかれさまでした。
人に注目される人生は華やかな反面、とても辛く苦しい面が多々あったと思います。
なかなか人にも相談できないような孤独もあったことと思います。
ちょっとだけかもしれませんが、私もそのお気持ちお察しいたします。
この先の別の世界では穏やかにお過ごしくださいね。今までよりもずっと安らかにお過ごしくださいね。
またあの素敵な笑顔と他の追随を許さないような妖精の歌声でそちらの仲間たちを癒し続けてください。
私もいつかはそちらに会いに行ける日がやってきます。その時は必ず私に生の歌声聴かせてください。楽しみにしています。

アリガトウサヨウナラマタアイマショウ
すはま
おはようございます。寒い寒い朝です。
月曜日。
普段ならば定休日のところでありますが、本日もお店は開いております。
もちろん来週月曜日も営業いたします。
一か月近くはお休み無しとなりますが、元気に走り続けていきたいと思います。
さて、先日はお干菓子の「打物」をご紹介しました。
本日は「州浜」を仕上げましたので少し「州浜」について書きますね。
「州浜」は「すはま」と読みます。
原材料はきな粉と飴とお砂糖でできております。
食感は全く違いますが、味はげつこつ飴のようであるとご説明すればおわかりいただけますでしょうか?
誰もが好きな香り、味わいだと思います。
私の修行先である京都末富で習ったこの「州浜」。松屋長春に戻ってからも少し仕様を変更しながらつくり続けています。
末富ではお正月は松葉のデザインでつくっていましたが、松屋長春では蕨を採用しました。
一個ずつ丁寧につくりました。

本日はお干菓子の詰め合わせの箱入りの中でも個性溢れるレギュラーとしてお客様にぜひ愛していただきたい「州浜」のご紹介でした。
サンタさんのプレゼント
人生で初めて財布を紛失しました。
仕事に打ち込んで仕事場にこもりっきり。運転もしなければお買い物も当然しません。
そのため、配達に出る時に運転免許証が入っている財布がなくなっているのに気づいたのは紛失してから三日後の事でした。
最後に財布を出したのはどこだったろう?
必死で思い巡らせてみたところ歯医者へ行った帰りのコンビニが最後であった事を思い出しました。
急いでそのコンビニに問い合わせてみたところ、「ちゃんとお取り置きしてありますよ」とのご返答があり、ホッと安堵しました。

コンビニで働く店員のみなさん、本当にありがとうございました。
私の財布は友人から譲り受けた、とても大切なものです。
お金やカード類や運転免許証などよりも、なによりこの財布が手元に戻ってきたことが一番嬉しかったです。
今年のサンタさんからのクリスマスプレゼントはこの財布です。
二度と無くさないように大切に使います。