松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



わらび餅、あん、きな粉

おはようございます。




今朝も「わらび餅」をつくっております。








松屋長春の「わらび餅」は何よりもあんにこだわりがあります。








口溶け喉越しの良さ、爽やかな北海小豆の風味が一番の特徴であります。




脇を固めるのはやはりきな粉でしょう。








きな粉は原料である大豆を炒って、それを粉砕して生成されるのですが、私が特に大切であると思っているのがロースト具合であります。




炒りの強いものはより香ばしく、炒りの弱いものはやはりパンチが足らないと考えます。




程よく香り、主張し過ぎないきな粉を好んで使っています。




わらび餅、あん、きな粉。その三つがバランス良く均整のとれた状態で仕上げるのが理想的であります。




本日も納得の仕上がりとなりました。