松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
ツンとしてgood
栃木県生まれの息子。
息子の幼馴染が、息子が婿として入った我が家へ干しかんぴょうを送ってくれました。

かんぴょうはお寿司屋さんで美味しく食べるもので、自分でつくるものではないと思っていたので、いただいた時には正直面食らいました。
「どうしよう。。。」
私と同じ境遇になったら、私と同じように面食らってしまう方々も多いのではないでしょうか?
息子の地元の代表的な特産品が干瓢(かんぴょう)だそうで、息子の実家の和菓子屋「松屋菓子店」の和菓子も干瓢を使った和菓子を代表菓としてつくっておられます。
栃木県にお住まいの方々にとっては、とても身近にある食べ物なのでしょうね。
この度私は干瓢について一生懸命勉強しました。
干し干瓢を水で洗い、しっかり塩揉みしてから再び洗い茹で上げます。次に味付け。お酒、醤油、味醂、お砂糖でゆっくり煮出す。

そんなところでしょうか。
完成しました。
お寿司屋さんの干瓢よりか随分薄い色合いで仕上がりましたが、味はしっかりついていますので大丈夫。

それから赤酢の酢飯をつくり、焼き海苔でクルッと巻いて出来上がり!

かんぴょう巻きは山葵多めが私は好きです。
強いて言えば「ツンとしてgood」です。
田原俊彦の往年の名曲のような感じになってしまいましたが、とても美味しかったです。
未知の料理に挑戦するのって、なんだかワクワクしますし元気も出るものです。
ステキなプレゼントでした。
息子のお友達、ありがとうございました。またそちらの梨のこと、松屋長春のブログでご紹介させてくださいね。