松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



生き地獄

最初に皆さまにお伝えしておきます。




私の大好物第1位は鰻。








小さい頃から私にとって鰻はどっしりとして、この先もずっと動くことのない大好物第1位なのです。




近頃はとても高価になってしまい、気軽に食べられるような庶民のご馳走ではなくなってしまったのがとても残念でありません。




鰻フリークの私としましては、一刻も速い産卵から養殖までの技術的な進歩を望みたいところです。




前置きが長くなりました。




ついこの間、岡崎の友人のお店へ遊びに行ってきました。




友人のお店はミシュランガイドにも掲載される岡崎の名店「懐食しばた」




その日彼は休業日でしたが、友達への差し入れとして鰻を一生懸命焼いていました。












土鍋でご飯を炊いて鰻は直焼きのスタイル。




私は目の前でホンモノの職人に戻った友人の作業を見ながら、鰻が焼けたかぐわしき匂いを嗅ぎつつ、ただただビールを飲んで待つだけでした。




ああ、生き地獄とはこの事を言うのだ!




初めて生き地獄というものを味わったけれど、こんなに苦しいものだったのか!




嗅覚から脳を通して腹が減ったと認識するシステムというのを直感的に感じた瞬間がありました。








柴ちゃん、今度こそは私のために鰻を焼いておくれ。




そして私を天国へといざなっておくれ。

ハッとしてグッ(古っ)

少し前の事になりますが、息子(娘婿)の親友たちが栃木県からわざわざ遊びに来てくれました。




その際、親友たちの中の一人が私のためにビールを手土産に来てくれました。




私がビール大好物だということを息子伝いに聞いていたのでしょう。




その心遣いにグッときた私です。




リュータローくん、本当にありがとう。




ハッとしてグッときたよ。




大事に飲ませていただきます。




袋を開けてみたところ、びっくり!








アメリカのアウトドアブランド「パタゴニア」がビールを販売していたなんて。全く知らなかったです。




ビール3本が入っていた巾着袋もパタゴニア。小物入れとしても丈夫で使えそう。




巾着袋も大事に大事に使わせてもらいますね。




私にとって、とっても嬉しいプレゼントでした。

せいがいは

松屋長春の代表菓「羽二重餅」と同じく、純白の羽二重餅の生地に丹波春日大納言小豆の粒あんで仕上げた新作です。








伝統的な青海波の図案の焼印を施し、「極々シンプルに」を念頭につくっております。




このような菓子をつくると、やはりシンプルイズベストであるとあらためてそう感じたりします。