松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



それでいいのだ

「ころ柿」







そう銘打ってお店に並べております。松屋長春の晩秋の定番和菓子です。




黒糖をたっぷり使った生地にこしあんを合わせてのご提供です。




この蒸し菓子の生地は祖父の頃からずっと同じ配合でつくっております。








この生地の呼び名は祖父の頃からずっと同じ「焼ききんとん」と言っています。




焼いてもいなければきんとんでもありません。




なぜ「焼ききんとん」と言うのかさっぱりわかりません。皆目見当もつかないのです。




それでも「焼ききんとん」でいいのです。




ずっとそれで伝わってきたのだから。