松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



ラストスパート

ぎんなん餅、終盤を迎えております。








入荷したぎんなんが無くなり次第終売となります。




最後までどうぞよろしくお願いいたします。

それでいいのだ

「ころ柿」







そう銘打ってお店に並べております。松屋長春の晩秋の定番和菓子です。




黒糖をたっぷり使った生地にこしあんを合わせてのご提供です。




この蒸し菓子の生地は祖父の頃からずっと同じ配合でつくっております。








この生地の呼び名は祖父の頃からずっと同じ「焼ききんとん」と言っています。




焼いてもいなければきんとんでもありません。




なぜ「焼ききんとん」と言うのかさっぱりわかりません。皆目見当もつかないのです。




それでも「焼ききんとん」でいいのです。




ずっとそれで伝わってきたのだから。

燃えたぎる炎

昨日、山道を車で走ったのですが、紅葉がとても美しく色づいていました。




松屋長春の「きんとん」








燃えるような紅葉色に染め上げて店頭に並べました。




一枚、錦の織物のような色合いのところを撮りましたので一緒に載せます。








もっと素敵な紅葉の木があったのですが、山道の途中でどうしても車が停められないような場所だったので撮影を諦めた次第です。




その木は燃えたぎる炎のような色から茜色へとグラデーションがかかって言葉を失ってしまうような、そんな素晴らしい佇まいでした。




今年は例年よりも紅葉が一段と美しい。そんな風に感じます。