松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



アヴェマリア

毎年私は必ず思い入れの強いクリスマスソングを一曲挙げて、その曲についての私なりの「something felt(感じたこと)」を書くようにしています。




今年はアーロン・ネヴィルの曲「アヴェ・マリア」に焦点を当ててご紹介しようと考えました。








シューベルト作曲の「アヴェ・マリア」ですが、実際にはクリスマスソングの部類に分類されるのかどうかは私には判断できません。




しかし、この厳かなメロディとアーロン・ネヴィルの透き通った天使の声がやはりクリスマスにしっくりくると毎年感じるのです。




「アヴェ・マリア」は今まで数えきれないほど多くの人に歌われてきた名曲でありますが、アーロン・ネヴィルが歌う「アヴェ・マリア」が群を抜いて美しい。




私はそう思います。




静かな水面に一紋の波紋の立つことのないような、そんな平和な世の中を願ってやみません。




新型コロナウイルスに始まり、ロシアとウクライナの戦争など、心を痛めるニュースがたくさん飛び交う激動の一年でありました。




アーロン・ネヴィルは波立つ心を凪へと鎮める、そんな歌声の持ち主だと思います。




一度みなさまにお聴きいただきたく、ここに記すことにしました。




メリークリスマス。




素晴らしき一年が始まりますように。