松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
我が家へようこそ
わたくし。
このたび、おじいちゃんになりました。

初孫が誕生したのです。
見かけはおじいちゃんではないと思っているのに、これからおじいちゃんと呼ばれることになるのかな。不思議な感じ、違和感いっぱいです。
娘が孫を連れて病院からやっと帰ってきたので、早速スパークリングワインで乾杯したところです。

このスパークリングワインは友人であるミシュランガイドにも掲載されている岡崎市のイタリアン「ダフィリオ」のご夫婦からプレゼントしてもらったもの。
「これは、あなたにあげたものじゃないから絶対に勝手に飲んじゃいけないよ!娘さんが出産してみんな揃ったところで必ず飲んでください!絶対だよ。」
と強く念を押されていたので約束通り病院から戻った今、娘を除いたみんなで乾杯と相成ったところです。
つっちゃん、奥さん。ステキなものをありがとう。
話は戻ります。
私は長女がうまれたとき、なんとなく父親になりました。
次女がうまれたときも三女がうまれたときも正直言って父親になったのだという責任感みたいなものは無く、世間のみなさまにバチ当たりと言われてしまいそうですが、なんとなく父親になったのです。
私は責任感というものはあとから付いてくるものだと思っていて、実際に娘たち三人に対して誰にも負けないほどの愛情をもって今まで接してきたつもりです。
ミルクから離乳食、お風呂、おむつ替えまで一生懸命にやりました。片親となってからは余計に頑張らないと!とエンジンのギアを一段階も二段階も上げて食事やお弁当、三者面談など。時には大変なこともありましたが私なりに楽しく乗り切ってきました。
娘たちと毎日まいにち寝食を共にし、会話や触れ合うことを重ねていくうちに父親としての責任感がどんどん私の中にみなぎってきたという感覚があります。
それは娘たち三人が成人となった今も、なんら変わる事はありません。
次女と三女は今尚一緒の部屋で寝ていますし、今は父親というよりも仲良しの友達のように付き合ってもらっているような気がしています。
変な父親ですね。普通の父親とは違って随分と考え方がかわっているかもしれませんが私だけの感覚なのでご容赦ください。
初孫が生まれて連絡をもらった時、感激で涙が頬を伝いました。私にとっては初めての不思議な感情でした。
21年ぶりに赤ちゃんをこの手に抱きました。
赤ちゃんだけが持つあの優しいにおい。。。
久しぶりにあのふんわりとしたいい香り。幸せな気持ちに包まれました。
たまらなく可愛いです。
私にできることは授かったこの子が
「この家族で本当によかった。」
大人になってからも、そう心底思ってもらえるような家庭であれるよう、楽しく明るい家族のまま過ごし続けることだと思っています。
あなたも底抜けに明るい人間になるんだよ。一度だけの人生、気持ちよく生き抜きなさい。
我が家へようこそ。よく来てくれたね。