松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
本日、明日の二日間です
本日、明日の二日間ですが、ウルフドッグス名古屋のホームゲーム日となります。
ホームゲームにあわせて松屋長春の羽二重餅をホーム場である「エントリオ」にて特別販売をいたします。
いつもと同じように11時より販売を開始し、売れ切れ次第終了となります。
今回の箱のデザインは2種類でご用意いたしました。
お好きな箱をお選びください。
ご来場を心よりお待ちしております。
にぎりめし
「おにぎりってものすごく奥が深い!」
私はそんな風にいつも感じながらおにぎりを握っています。
まず、ごはんの粒がしっかり立つように。それでいて粒自体がかたい!とならないように炊き上げなければなりません。
そして口に入れた時のごはんの粒のほどけ具合を考慮しながら握らなければならないと考えます。
外側をしっかり握ってまとめながらも、中心までしっかり握り尽くさないように心がけます。
そして塩加減。
手を濡らし過ぎずに気を配りながら、手に塩を散らして握るのですが、塩分が強過ぎても両親に嫌われますし、弱すぎると若者である娘たちに敬遠されます。
本当にムズカシイ!
使う塩は海塩を私はチョイスしていますが、本当にそれでいいのだろうか?
疑問だらけで握っています。
今回は白飯に鰹節と炒りごまを合わせ、焼きおにぎりに仕立てました。
全面をじわじわと焼き入れ、表面がカリッカリにアッツアツになったところで仕上げに煮切り醤油をじわじわと塗り重ねて完成です。
最後に忘れていました。
私は「おにぎり」の事を「にぎりめし」と言います。
それをいつも娘たちにバカにされます。笑
いいやん!「にぎりめし」で。
「にぎりめし」
より美味しそうに聞こえへんかい?
え?どうなんだい?
和菓子にテーマソングを与えるならば
軽羹製の新作がお店に並びました。
今まで一度もつくったことのない純新作であります。
「梅一輪」
そう銘打ちました。
私だけの感覚ですが、この蒸し菓子にテーマソングを与えるならば梶芽衣子の「修羅の花」という曲がしっくりとくる。
そんな風にふと思いました。
少し物悲しげで静かで味わい深い。梶芽衣子のこの歌とこの和菓子がシンクロしたように感じたのです。
変なイメージを皆様に植え付けてしまったようで申し訳ない気持ちも少しありますが、是非この和菓子を手にとっていただき、「修羅の花」を聴きながらお召し上がりいただけましたら嬉しく思います。
「修羅の花」、グッと心に残るいい曲です。