松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
友達っていいな
18歳になった春に東京で和菓子の勉強をスタートさせました。
その時の友人がわざわざ神奈川県南足柄市から家族で遊びに来てくれました。
彼とは縁があって東京の後の修行先が京都だったのですが、彼も同じように修行先に京都を選んだのです。
お互いの修行先どうしも近く、修行時代の辛さ苦しさを和らげるクッション役として随分私の助けになってくれたのを今でも鮮明に覚えています。
最後に会ったのはいつだったのか忘れてしまったほど前の事ですが、友達というのは不思議なもので久しぶりに会っても昨日会ったかのようにスーッと昔の二人に戻れるのです。
6時間ほどの再会でしたが、本当に楽しかったです。
近くまた会おう!と約束して名残惜しく別れた次第です。
彼は私に会うだけに留まらず、三重県の友人たちにも会いに行きました。
友達っていいな。
柄にもなく感傷的になってしまいました。
バリそば
やっと仕事が終わって夕飯をつくって、家族みんなで食事したところです。
出産後で娘がいないので、仕事場が四人体制のまいにち。
職人が一人減るというのはこれほど大変な事かと思う今日この頃であります。
娘が帰ってくる前は両親と私の三人で仕事場をまわしていました。
今考えるとよくやっていたものだと思います。
今夜はバリそば。人によってはかた焼きそばとか揚げそばとも言うかもしれません。
今日入れた具材はキャベツ、ニンジン、もやし、玉ねぎ、さやえんどう、豚肉、キクラゲ、うずらの卵、かまぼこの9種類。
八宝菜だから8種類必要というわけではなく、具材がたくさん入っていたらそれでいいのだそう。
6種類でも7種類でも八宝菜は八宝菜。らしいです。
揚げたそばは出来合いのものよりも、太麺の生をジュワっと揚げてカリカリにするのが一番美味しい。
時間の無い中、なんとか作り上げました。
大変だった日は特におつかれさんのビールがうまい。
さ、また明日も張り切ってまいりましょう。
完成品と未完成品
本日、明日は稲沢銘菓ベニサザンカの特別販売日であります。
先日、名古屋テレビのドデスカ!という番組でちょうどご紹介いただいた「こなし製」の和菓子です。
完成品と未完成品が混在する写真もたまにはいいのではないでしょうか。