松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



桜からの便り

桜からの便りをちらほらと聞くようになりました。




まだまだ満開には程遠いですが、あたたかい春の訪れとともに北上する桜前線を心待ちにせずにはいられません。




羽二重餅製の新作がお店に並びました。








菓子名は「桜便り」




備中白小豆のこしあんを合わせ、すっきりとした味わいに仕立ててあります。




ふんわり食感、あっさりテイストの羽二重餅です。

花の魅力

花たちが隆盛を極める季節がやってきました。




朝晩はまだ肌寒い日が続いていますが、お昼頃にはポカポカとあたたかくなり、公園のベンチに座って日向ぼっこでもしたいなぁなんて思ったりすることも少なくありません。




実際には屋内の仕事がほとんどなので、そのような願いは叶いなどしないのですが。




本日ご紹介の和菓子は「花こよみ」












蒸した軽羹製の生地を折り紙のようにふわっと重ね合わせて仕上げています。




花開く前の蕾、満開になった花弁、そして風に吹かれてひらひらと舞い落ちる花びら。




色々な花が魅せる姿を想像しながらお召し上がりいただきたい松屋長春の定番の和菓子です。

しお

友人である「割烹ほその」のご主人からかわった塩をいただきました。




早速、松屋長春特製のお赤飯と白飯のにぎりめしを握りました。








塩は海塩。真珠と一緒に海水を沸かすことによって、まろやかに仕上がるそうです。








真珠の塩というネーミングもいい。




少し茶色がかった色合いも自然を感じさせ、ワクワクさせてくれます。透明なただのジップロックに入れてあるのも質素でいいな。(本当に売る気があるのだろうか?それともよほど自信があるからだろうか。)




味はと言うと、私は好みのそれでした。




先日、ブロッコリーをオリーブオイルで少し焦げ目がつくほどにしっかりめに炒めて、この真珠の塩をパパッとかけて食べたのですが、とてもおいしかったです。




昔は塩がたいそう貴重だったそう。




今はただの塩か。と、なりがちですが「ありがたや~」と念仏のように唱えながら振りかけなければなりません。




塩で思い出しました。








この人、塩で有名になりましたが。確かにカッコいいはカッコいいけど、ちゃんと料理にふりかかっているのだろうか?




「塩をナメたらあかん!もっと大事に使いなさい。」




本人に会ったらそう言ってやろうと思います。(会わへんけど。笑)