松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
羽二重巻のあんの色
羽二重巻のあんは備中白小豆の粒あんなのですが、季節によって色合いを変化させるようにしています。
秋の紅葉の季節からおめでたいお正月、そして梅や桜の時期の春までと長きに渡って薄紅色に染めてご提供してまいりました。
新緑の季節を迎えるこのタイミングで若緑色へとかわりました。
これからはこの色がぴったり。しっくりときます。
悪いクセ
先日、夜に大江川に行きました。
花いかだもタイミングも逃し、葉桜が風にそよぐ頃ではありましたが、それはそれでとても美しい夕暮れどきを満喫しました。
川のほとりをしばしの間ぶらぶらと一人で散策していると。。。
何と!
葉桜の先にまだ桜の花を散らせていない枝があるではないですか!
大きな驚きを持って写真に収めました。
いつもの私の悪いクセが出ました。
「桜って、幹に近い花から散って枝の先っぽの方の花が最後に散るのだろうか?」
疑問を少しでも持ってしまうと止まらなくなる私です。
「なごり桜」と呼ぶのかどうかもわかりませんが、今年最後の桜を見られてとても嬉しかったです。
和三盆糖
初夏からの干菓子を打ちました。
あやめは今年新調した木型です。
新しいデザインのものが加わると見た目も気持ちもフレッシュになるものです。
今までと変わらぬ混じり気のない和三盆糖100%でのご用意です。
干菓子の詰め合わせやバラ売りでの郵送もお承りいたします。ご希望のお客様におかれましてはお電話にてお申し付けくださいませ。
実は4月1日より和三盆糖の仕入れ値が2倍以上に跳ね上がりました。
おそらくは原材料のサトウキビの不作によるものと思われますが、2倍以上の上昇は他に類を見ないものであります。
この事情により価格の変更を余儀なくされることとなります。
ご理解ご協力の程、よろしくお願いいたします。