私は19の時、アメリカに1カ月間旅行へ行きました。

ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨークに行ったのですが、今でも忘れられない食べ物があります。

それはサンフランシスコの港で食べたクラムチャウダーです。

その頃、私はクラムチャウダーというものを知りませんでした。

いい匂いに誘われてお店の前に行くと、大きな丸いパンをくり抜いてその中にカニや貝がたっぷり入ったスープを入れているではないですか！

めちゃくちゃ美味しそう！

そんなスタイルで食べる料理は見たことも聞いたこともなかったので、大きな驚きとともに食べたのを今でも忘れることができません。

先日その事を何かの拍子に思い出し、つくってみたくなりました。

クラムチャウダーはつくったこともありませんし、レシピを見たこともありません。

イメージでつくってみましょう！と相成りました。

アサリを茹で、貝殻と身を外しておきます。そして他の具材を切り分けます。具材はニンジン、ジャガイモ、タマネギ、東南アジア産のわけのわからない海老、そしてカリカリに焼いたベーコン。

次はベシャメルソースづくり。

小麦粉とバターを炒め、徐々に牛乳でのばしていきます。

全てを鍋に投入し、コンソメと塩胡椒で味を整えました。

つくり方が当たりかハズレかはわかりませんが、テキトーにつくったにしてはものすごく美味しかったです。

あのパンがあったらサイコーのだったのに。

頭の中の片隅に残っていたサンフランシスコの情景に少し触れられたような気になり、とても気持ちのいい夕食となりました。

私が訪れた３つの都市の中でダントツに好きなまち。

それがサンフランシスコに対する私の評価です。

モチモチ、シコシコとした食感。

あっさりとした口溶け、スルっと喉越しのいいこしあん。

そしてなんと言っても柏葉のあのいい香り。

「柏餅」の素晴らしいところを列挙してみました。

今年も「柏餅」の販売スタートしております。

息子が「お父さんのハンバーグが食べたい」とリクエストしてくれました。

晩ご飯は迷わずハンバーグに決定。

私の料理を毎日喜んで食べてくれる事に喜びを隠し切れません。

娘と協力してつくりました。

全部手づくり。

和菓子屋なのでヴィジュアルにも特に気を使うまいにちです。