松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
ラストスパート
「くず桜」ラストスパートです。
フレッシュな桜葉の浅漬けがそろそろ底をついてきました。
桜葉の香りと葛のマッチングを楽しめるのもあと少しです。
ファジー
青、水、紺、藍、青藍、群青、紺碧、青白、瑠璃などなど。
青みがかった色を表す言葉は日本語だけでも何十通りもあります。
色だけを取っても日本人が持つ感覚、繊細さが充分にわかります。
本日は色のおはなし。
松屋長春の「羽二重巻」のあんは備中白小豆の粒あんなのですが、羽二重餅に焼印を施して季節を表現するように、白い粒あんを着色してその季節を表しています。
初夏から夏本番にかけては緑色に染め上げてご提供しておりました。
お盆、そして初秋を迎えるこの時期にその色味を少し変化させてみました。
「青緑」と言いましょうか。
緑色ではなく、青色でもない少しファジーな感覚の色合いなのです。
たまには今まで挑戦した事のない色合いにするのもいい。
そんな風に感じています。
じかん
三女と二人で「いきなりステーキ」と「ミスタードーナツ」をはしご。
どちらも最高にうまかった。
「満足」と言うものや「幸せ」と言うものは決して「値段」ではない。予約がなかなか取れないようなお店へ行くというようなそんな事でも決してない。
安くても美味しいものは絶対にあるものだし、何よりも大事な人とのかけがえのない時間が一番大切なのだと思う。
この先どれだけ娘と一緒にいられるかわかりませんが、この時間というものを一番念頭においておきたい。
娘よ、いつもありがとう。今日もたくさん笑ったな。
めちゃくちゃ楽しかったな。