松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



赤毛のアン

十五夜を前にして羽二重餅に「すすき」の焼印を施して販売しております。








「すすき」は秋の七草の一つにも数えられていますが、昔はこの植物を「すすき」とは言わずに「尾花」と呼んでいました。




穂の部分が何かの尾っぽに見えたことからそう呼んだのでしょうが、現在「尾花」と呼ぶ人はもう一人もいないのではないでしょうか。




やはり「すすき」がしっかりくる呼び名であると思います。




ところで日本人の苗字には由来や理由が隠されている事が多いと思いますが、「尾花」さんはやはりすすきと名月で有名だった武蔵野のあたりに住んでいた人がこの苗字を選んだのだろうか?だとか、「すすき」が群生している近くに住んでいた人が「尾花」という苗字にしたらどうだろうと名乗るようになったのだろうか?とか色々思い巡らせみたりします。




昔から私は思い巡らせて想像すると止まらなくなります。




赤毛のアンのようだと自分自身を評した事がこれまで何度もあるほどであります。




想像するってとっても楽しいですし、おそらくですが脳みそが活発に動いてボケ防止にもなるのではないかと期待もしております。




一生ボケませんように。




「すすき」の焼印を施した羽二重餅のご紹介から大きく話が飛躍してしまいました。




いつも私のつたない文章にお付き合いくださいまして誠にありがとうございます。