松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



芋名月

9月29日(金)は十五夜。中秋の名月です。




豊作を願い、収穫を祝う意味合いも込められていたため、里芋などをお供えする習慣があります。




そんなことから「芋名月」とも呼びます。




松屋長春では十五夜を前に毎年「芋名月」と銘打った里芋の形をした和菓子をつくり、お店に並べ販売いたします。








今年は少しつくり始めるのが遅くなりましたが、本日より販売を開始いたします。

フェイク

羽二重餅の焼印が「どんぐり」にかわりました。








私はおそらく人生の半分くらいまで童謡の「どんぐりころころ」の歌詞を間違えて覚えていました。(いや、もっと長い間間違えていたのかもしれません。)




「どんぐりころころ、どんぶりこ」だったのですね。池にはまるから「どんぶりこ」なんです。




私はてっきり「どんぐりこ」だと勘違いしてました。どんぐりの子どもだから「どんぐり子」だと。




孫には本当の歌詞でしっかり歌ってあげようと思っているところです。




結構、歌詞の勘違いって誰でもあると思います。




それとはちょっと違う話ですが。。。




私は近頃、天才歌手vaundyの曲ばかり聴いているのですが、デビュー曲にして名曲である「東京フラッシュ」の中で、どうやっても聴き取れない歌詞があるんです。




調べてみると、実際の歌詞のように歌っていない事がわかりました。




こんなフェイクを曲中に入れてくるなんて、やっぱりvaundyは天才です。

栗蒸しようかん

栗をたっぷり入れて仕上げた「栗蒸しようかん」がお店に並びました。








以前にもお話しましたように名前こそ「栗蒸しようかん」となっていますが、見かけだけで「羊羹」ではありません。




魚の練り物の「ちくわ」と小麦粉を練ってから茹でた「ちくわぶ」の違いほどのものではないかもしれませんが、似ていて非なるものであるのです。




その食感や触感の違いをお知り置きいただけましたら、和菓子に対するご理解も深まるのではないかと思います。




このような事柄を少しだけでも書くことが私の使命であります。