松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



宵待草

「宵待草」という植物は実際には存在しません。








この和菓子を「宵待草」と名付けました。




本日より販売を開始いたします。




実は「宵待草」は「マツヨイグサ」という植物の事を指すとも言われているのですが、つくった和菓子をイメージ通りに名前を付けたりするのは私の自由。




想像し、イメージしたものを頭いっぱいに膨らませてみたら、このステキな名前がパっと思い浮かびました。




月夜に照らされ、夜風になびくススキの姿が「宵待草」という名前にぴったりとくると刹那に思ったのです。




十五夜あたりまで販売しようかと考えています。

トリオ

次女と三女に誘われてはるばる田原市まで行ってまいりました。








事故渋滞に巻き込まれて行きは4時間半かかりました。(同じ県内なのに。この遠さに辟易。。。)




若い頃にサーフィンをしに通った海岸。とても懐かしかったです。








私たちトリオは一緒に出かけると、バカな事を言い合って馬鹿笑いばかりしてますが、これが私の中で一番のストレス解消法なのかもしれません。





負の遺産

少し前に広島へ行ってまいりました。




広島へ行ったなら必ずここへは寄らなければなりません。




原爆ドーム。












世界遺産の中でも「負の遺産」と言われるものは非常に少ないです。




原爆ドームの他にはナチスドイツ関係のものが世界的に非常に有名ですが、実は全部で18ほどが登録されています。(おそらくそうであったと記憶しています。)




私の個人的な意見ではありますが、色々な事柄によって人々が苦しみ続けている場所は「負の遺産」に登録されているところ以外にもたくさんあると思います。




もっとたくさん「負の遺産」を登録することによって、世界中の人々に広く知ってもらえる機会を増やすべきであると考えます。




原爆ドームは「負の世界遺産」の中で最も重要な場所であります。




平和を願う人間にとって絶対に忘れてはいけない大切な場所なのです。




戦争時の遺品などを展示する広島平和記念資料館にも行きましたが、長蛇の列ができていました。




私がとても驚いたのは非常に多くのアメリカ人が自身の記憶に残そうと並んでいた事です。




待ち時間の長い間、隣同士となったアメリカ人夫婦とたくさん話しましたが、戦争が終わって平和を取り戻したいま、恨みつらみなど全く残っていないことをお互いに知ります。




世界中の全ての人々が負の記憶を糧にしっかりと未来を見据えるべきなのです。




原爆ドームを見て手を合わせ、折り鶴の前で祈りを捧げましたが、自然と涙が頬を伝いました。








愚かな戦争は二度としてはいけません。








そんなメッセージが今も原爆ドームには色濃く残っています。