松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



色の大切さ

紫色の色合いで「千代見草」を販売していましたが、薄紅色へとチェンジしました。








これからのお話は私の、私だけの感覚なのかもしれませんがので半分聞きぐらいにしておいてください。




この外郎製の和菓子は特にですが、紫色ならば強めに着色し、ピンクに染める時は極々薄めがよろしい。そんな風に考えています。




紫色は薄く着色すると全くその色合いの良さが出ません。目にも鮮やかなくらいがちょうどいい。




一方、ピンクは強めに付けると野暮ったくなるといいますか、途端に上品ではなくなるのです。




そんな感覚を持って私は着色するのですが、このような感覚が手に取られたお客様の感覚とマッチしていたならば、これ以上の喜びはごさいません。




ブルースリーが言っていました。




「D’ont think,feel」




こんな感じだと思います。(カッコ良すぎて私には似合わんか。笑)