松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



「波の華」最終回

「波の華」の最終回。




体調不良を挟んでしまい、ご案内を忘れてしまっておりました。




その続きです。




最後はすり蜜をつくるところから。








蜜を煮詰めて冷まし、綿棒で白くなるまで混ぜます。




つくっていてすり蜜はとても面白いと感じていますが、混ぜている序盤はまだ簡単に混ぜられます。しかし混ぜ進めていくとどんどんと固くなっていき非常に混ぜるのが困難になってきます。




それを我慢して混ぜ続けていくと、また次第に柔らかくなってくるのです。これが完成の合図。




どうして一度固くなって柔らかくなるのでしょう。科学的に証明されるのでしょうか。




さて、「波の華」の最終章です。




「波の華」の片面に熱を入れたすり蜜をバラ引き「ハケでパラパラと塗ること。)して乾かしたら出来上がりです。








イメージとしましては煎餅の「おばあちゃんのぽたぽた焼」になりますでしょうか。




続きを楽しみにされておられました方、大変お待たせして申し訳ございませんでした。