松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
ナチュラル
以前にも書いたかもしれませんが、私は羽二重餅に着色する事をあまりしません。
羽二重餅そのものの色合いが非常に好みである事。それに尽きます。
本日ご紹介の和菓子はそういった意味で言えば、非常にレアな羽二重餅となります。
青みを帯びた羽二重餅の生地にもみじの焼印を施しました。
丹波大納言小豆の粒あんとの相性に関しましては言うまでもありません。
緑は松屋長春のイメージカラーです
植物の緑が美しい季節です。朝の風も心地よい。
この素晴らしい時間は少しの間となるかもしれませんが、嬉しいですよね。
松屋長春の「くず桜」の葉です。
空気に触れると徐々にその色味が薄れていってしまいますが、この出したばかりの色合いの美しさにはいつも心癒されます。
色が変わっていくのは仕方のないこと。桜葉の浅漬けというものはそういうものです。
少し前のこと。
山の神、カモシカを見かけました。
緑の中で気持ち良さそうに草を食んでいました。
カモシカにも癒される私です。
緑って最高!
松屋長春のイメージカラーも緑色なんですよ。
いわし
松屋長春に20年もの間スタッフとして働いてくださっていた方がお二人いらっしゃいます。
お一人は資格を取得されてその資格の関係の仕事に就かれました。
お一人はご家庭の事情で静岡に戻らなければならなくなり、お店をやめられました。
20年ともなりますと家族と一緒ですよね。
やめられる時はとても寂しい気持ちになったのは言うまでもありません。
そのお二人は今でもお付き合いがあります。先日も顔を出してくれました。
その際持ってきてくださったお土産が美味しくて。
「いわし削り」と「海苔いわし」
どちらも炊きたてごはんにのせて食べましたが抜群でした。
気になられた方がおいでならばと思いご紹介まで。