松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



結婚

先日、人生で初めて婚姻届の証人のサインを書きました。(長女の結婚の時は長女の親友が証人のサインを書いてくれたようで、私ではなかったのです。)




今回は白羽の矢が私に立ちました。








何年か前にどうしても欲しくて買った、とっておきのボールペンで書いた次第です。




実際に受けてみると責任を重大に感じ、手がかたくなってなかなか上手に書けないような感覚に陥りました。




緊張という言葉があまり似合わない私ですが、今回は力がはいりました。




4枚も用意してくれたので、その中から一番いいのを選んでおくれ。




申し遅れました。




次女が昨日、結婚いたしました。




私の娘として生まれてから今までずっと寝食を共にしてきました。(今も昔と変わらず寝るのは一緒の部屋。それも6畳くらいの狭い部屋で。笑)




彼女の事は誰よりも父親である私が知っているつもりですし、なによりどんな親にも負けない深い愛情を持って接してきたつもりです。




しかし、これで区切りがつきました。




私の役目は一段落です。




娘の旦那さんへバトンタッチであります。




今回の結婚でまた家族が1人増えました。それも息子が。




女の子3人しかいなかった私にこれで息子が2人。




こんな嬉しい事はありません。




これから二人で幸せな家庭を築いていってほしいと心から願っております。




昨日の夜、一人で乾杯しました。








近頃ものすごく気に入っている日本産のマッコリ「きぬさら」で。




絹のようにさらっと




このマッコリの名前にはそんな意味があるのかな。とってもいい名前だと思います。




すぐに次女は私の元から離れるわけではありませんが、もう少し先には三女との二人生活となります。




私には三女がまだ近くにいてくれるので、本気で寂しくなるのはもう少し先の事になると思いますが、双子のようにいつも仲良く一緒に過ごしていた三女は本当に寂しくなると思います。




私では到底次女の代わりはできないでしょうが、寂しさが少しでも紛れるよう、三女がお嫁に行くまで彼女に全力で寄り添っていきたいと考えています。




「パパと一緒にいた時は本当に面白くて、幸せな時間だったなぁ。」




結婚して家を出た後もこんな風に思い出してもらえるような私との時間であったならそれでいい。




長女も次女も私と過ごした時間のことを、そう感じてくれていたら嬉しい。




離れて暮らす事になっても、私の次女に対する愛情というものはこれからもずっと変わりはありません。




日本海溝よりも深い愛情を持ちながら、優しい眼差しで彼女のことを見守っていきたいと思っています。




おめでとう。本当におめでとう。