松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
栗石垣
清々しい朝です。
昨日までの暑さがウソのように頬をなでる風が心地いい。
こんな日に出会うと、「早起きしてよかった!」となるのです。
秋の新しい和菓子がどんどんとお店に並んでいます。
一日一品のご紹介を守るようにはしておりますが、どうにもこうにも間に合いそうにありません。
「百聞は一見にしかず」でありますので、是非ご来店いただき色とりどりの松屋長春の秋の新作をご覧くださいませ。
本日ご紹介の和菓子は「栗かのこ」。
鹿の子どもの背中を想像させるところから、この斑模様の事を「かのこ(鹿の子)」と言うのですが、栗がとても大きいのでどうやっても鹿の子どもの背中の模様には見えません。
和菓子界の先人たちがそう名付けたのでケチを付けるのは失礼な話ですが、私的な解釈で表現しますとお城の石垣のように見えます。
「栗かのこ」ではなく、「栗石垣」の方がしっくりくるような。
でも、「栗石垣」なんて言葉に発すると違和感しかありません。笑
やっぱり「栗かのこ」にしておきます。笑
