松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
黒糖
一言で「黒糖」と言っても様々な種類があります。
原材料はサトウキビ。
原材料は同じでも、出来上がった「黒糖」に多様性が出るのは産地と生産者の違いがあるからだと私は考えています。
一番の違いは、「黒糖」の色合い。
赤っぽいものから茶色いもの、そして漆黒なるもの。本当に見比べてみると様々な容姿があるのに驚かされます。
松屋長春が使う「黒糖」は与那国島産のものと随分昔から決めています。
一度産地を特定しましたら変えません。(毎年使ってもその良さは変わらないからであります。)
前置きが長くなりました。
日本最西端の地である沖縄県与那国島の「黒糖」を使った「大島きんとん」、お店に並びました。
黒糖好きのお客様。いや、そうでない方にも是非お召し上がりいただきたい秋から冬にかけての和菓子です。