松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



正解と不正解

お店のトイレに貼ってあるカレンダーに標語が付いています。




毎月めくるのを楽しみにしていたのだけれど。。




今月の標語は








「反省とは悔やむことではない 前進するための土台である」




今回だけは非常に違和感を覚えました。




誰でも失敗はある。許しがたい失敗も長く生きていたら自分にも人にもあるでしょう。




ならば絶対に悔いなければなりません。あんな事しなければ、やらなければよかったと。




大いに悔いて反省し、私がダメだった!あかんかった!!と自分の頭の中でしっかり理解した上で次にどうしていくかを考えるべきであると私は思います。




決して悔いることなく前進してはいけません。なぜなら悔いていなければまた繰り返してしまうから。




本やこのような標語は誰しも「正解」であると簡単に信じ込んでしまうもの。




「正解」なのか「不正解」なのかを正しく判断できる、そんなきちんとした自分というものを常に持っていたいものです。




「反省」、「前進」についてもう少し書きます。




殺人や盗人(闇バイト)などをはじめとした犯罪は言語道断。




犯罪ではありませんが、最近有名人のニュースでもよく聞く不倫などももってのほかであります。聞くと非常に不愉快に感じます。最もゲスいような気がして。




なぜなのかわかりませんが、昔に比べて殺人などの犯罪や不倫などの話が非常に多くなっているように感じます。おそらく誰しも感じている事でしょう。




よく平気で人を殺せちゃうなぁ、よく家族を平気で裏切れるもんだ、なんて個人的にはそう思います。




昔よりもずっと不安定な世の中になってしまったものですね。ホントに。




泥の底に沈み切ってしまわぬよう、この標語の真意(真意自体が違うのかもしれませんが)をしっかり見抜いて次に繋げていってもらわなければなりません。




そうでなければいい世の中になんてなりやしないのだから。




私はわたしで娘3人、そして新しくできた息子2人、これから増えてくるであろう孫たちの良いお手本であれるよう、これからも真面目でありながらウィットに富んだ人間であり続けていきたいとあらためて誓った12月なのであります。




まいにち仕事して、家族の食事をつくって、たまの休日には気の置けない友人たちと会い、太陽の光をいっぱい浴びて。




決して横着してはいけません。今までコツコツと築いてきた地位や家族までをも全てガラガラと崩してしまう事になるから。