松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



手間暇かけて

本日は国府宮神社の12月の月釜の日。今年最後の茶会であります。




非常に手間のかかる菓子でしたので、随分時間を要してしまいましたがやっと完成しました。








製法を簡単にご説明しますね。




羽二重餅の生地を白と朱に染めてそれぞれのばし、半分に切ってお互いをはりつける。備中白小豆のあんをくるっと包んで頂に氷餅をハラハラとかける。。。




色付いた冬の山に降る雪の姿をこの和菓子に落とし込んだものです。




ほんのわずかでありますが、松屋長春の店頭でも販売いたします。




ご購入ご希望のお客様はお早めのご来店を。

心とこころ

多くのお客様にお問い合わせをいただいておりましたが、仕事に押され気味で出来上がるのが今年は少し遅くなってしまいました。




申し訳ございません。




「懐中しるこ」やっとの事で完成し、お店に並べたところです。




こちらの商品は発送可能商品であります。ご購入ご希望のお客様は誠にお手数ではありますが、お電話にてお申し付けくださいませ。




「懐中しるこ」は既製品も当然あります。でも自家製にこだわり、こころ込めて一生懸命つくることで私たちつくり手の気持ちがしっかりと商品に乗り移るのだと思います。




お客様と心とこころを繋ぎたい。




そんな思いで松屋長春は自家製に拘り抜いています。









うすぼらけ

「冬ごもり」と銘打った外郎製の蒸し菓子がお店に並びました。








この生地の最大の特徴は優しい透け感にあります。




中のピンクのあんがじんわりと外に滲み出て、こちら側から眺めると丁度いい塩梅に透けてくれるのです。




「うすぼらけ」という言葉がぴったりの和菓子です。




しかし寒くなりましたねぇ。あったかな家にこもってジッとしていたい季節です。