松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



ニッコリ

元旦の昼。




お弁当屋さんを含むテイクアウトのお店がどこも閉まっている事に愕然とした。(そうなのだ!世の中は皆長期休暇中なのだ!働いている方が珍しい。)




自分たち家族はまだしも、スタッフさんたちのお昼ごはんをどうしよう??




悩んだ挙句、わたしが導き出したのは餅でした。




こんがり焼いてぷくっと膨らませて、二つは甘辛の醤油にくぐらせて海苔巻いて磯部焼きに、残り二つは甘くしたきな粉をまとわせて。








1人4個って多いかなとは思ったんですが、全員ぺろっと平らげてくれました。




ヤキモチとはほっぺを膨らませて眉間にシワが寄るような時に使われる言葉だけれど、この焼き餅はみんなニッコリ顔で食べました。(たぶんですよ、とにかく忙しくてご本人たちの顔見ていないから。笑)




独りよがりかもしれませんが、私個人的にはめちゃくちゃ美味しかったです。




そう言えば東京の山手線でニシニッコリって駅あったよな。微笑ましい名前の駅だなぁ。




二年間住んだ東京へ久しぶりに行きたくなりました。




さ、今日もニッコリ顔で仕事しましょ。

かがり火

とても気に入った写真が撮れましたので、このお正月の和菓子も特別にご紹介いたします。




「かがり火」








父が若い頃に考案した和菓子です。なので松屋長春の正月のロングラン記録になるような和菓子なのです。(おそらく50年以上販売を続けていると思います。)




伊勢芋100%、純白のあんに備中白小豆粒あんを強めに紅に染め上げて燃え上がる炎を表現しました。




たっぷり振りかけた金箔、火の粉に見えますか?見えましたら合格ですね。そう感じていただけましたら父ちゃん本当に喜ぶと思います。




こちらの「かがり火」もあと残りわずか。




ご来店はお早めに。

反省

おじいちゃんは孫を普通は怒らないものかもしれませんが、私は今日モーレツに孫を叱ってしまいました。




自分の娘たちがいかん事をやった時には、それはそれは仁王像のような顔をして怒ったものです。




両親も私も娘夫婦も仕事頑張りました。スタッフさん達も私たち以上に没頭してくださいました。




孫は私たちが近くにおれど、1人でお留守番の時間がどうしても長くなってしまいます。近くにどうしてもいられない時間が多くなるんです。




ストレスが飽和状態だったのでしょう。まだ2歳にも達していないのに本当はよく頑張って我慢したなぁと褒めてあげるべきだったのかとあらためて考え直し、反省しているところです。




そんな彼女を私は厳しく叱ってしまいました。娘たちと同じように。




今、自問自答の時間を迎えております。




今夜は金麦が非常に不味い。








泣けてきました。




明日また元気で会おうね。おじいちゃん、またあなたのために一生懸命に考えるから。