松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
反省
おじいちゃんは孫を普通は怒らないものかもしれませんが、私は今日モーレツに孫を叱ってしまいました。
自分の娘たちがいかん事をやった時には、それはそれは仁王像のような顔をして怒ったものです。
両親も私も娘夫婦も仕事頑張りました。スタッフさん達も私たち以上に没頭してくださいました。
孫は私たちが近くにおれど、1人でお留守番の時間がどうしても長くなってしまいます。近くにどうしてもいられない時間が多くなるんです。
ストレスが飽和状態だったのでしょう。まだ2歳にも達していないのに本当はよく頑張って我慢したなぁと褒めてあげるべきだったのかとあらためて考え直し、反省しているところです。
そんな彼女を私は厳しく叱ってしまいました。娘たちと同じように。
今、自問自答の時間を迎えております。
今夜は金麦が非常に不味い。
泣けてきました。
明日また元気で会おうね。おじいちゃん、またあなたのために一生懸命に考えるから。
夢
ご用意の分が残りわずかとなってしまいましたが、今年の御勅題菓子「夢」のご紹介です。
その前に勅題についてご説明を。
勅題とは天皇陛下が出題される詩歌の題の事です。(一番有名なのは年が明けてすぐの宮中での歌会始であります。)
松屋長春では、この勅題に因んだ和菓子を必ず毎年一点つくり、お店で販売いたします。
今年の勅題は「夢」。色々と思案した結果この和菓子に決めました。
夢を見ることに必要なものは睡眠、睡眠には枕がつきもの。
枕をイメージさせる和菓子へと昇華させました。
キラキラした初夢を見られますようにという祈りも込めて、表面にキラキラを施してあります。実際にご覧いただきますとより鮮明かと思います。
羽二重餅製と外郎製のハイブリッド仕上げとなっております。
本当に残りわずかであります。ご購入はお早めに。