松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



花こよみ

花を暦に落とし込んで季節や自然との関わりを感じ楽しむ。




そんな暦のことを花暦(はなごよみ)と言います。




花暦を見ながら「ああ、そろそろあんな花こんな花が咲く頃だなぁ。」と花に思いを馳せる事に風流を感じますし、このようなところにも花鳥風月を楽しむ日本人の繊細な感覚があると思います。




今の私はインドアの毎日ですが、アンテナを目一杯張って季節が出す雰囲気や醸し出す季節の色のようなものをしっかりとキャッチしていたいものであります。




窓を少し開けるだけでも春がすぐそこにやってきている事がわかるものです。




最近では鳥たちが活発に動き回りはじめている事に気づきました。彼女たちのさえずりも、いつもより大きいような気がします。




本日ご紹介の和菓子は「花こよみ」








軽羹製の蒸し生地に備中白小豆の紅粒あんを合わせました。




この和菓子は父が随分昔に考案したものですが、その独特な形状と優しいたたずまいが非常に特徴的であります。




実際に手にとってご覧いただけましたら嬉しく思います。

スピード感

おひなまつりがあっという間に過ぎ去りました。




時の経つのは早いものです。速すぎます。この速さで人生が過ぎていくと、すぐに棺桶に片足を突っ込んでしまいそうであります。笑




本日より羽二重餅の焼印が「お雛様」仕様のものから「わらび」へとかわりました。








先日、テレビでご紹介していただいた時は先を見越して「わらび」を押していたのですが、実際には今日から販売スタートとなります。




羽二重餅の焼印もスピード感を持ちつつ、季節感も存分に出しながら今年一年もご提供していこうと思っています。




季節の変化と焼印の変化をマッチさせながら。

ようこそ

おかえり。




ようこそ我が家へ。