松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



ひとりだち

三女が独り立ちすることになりました。先週の土曜日に彼女を車に乗せて送ってきたところです。




最後の日。「パパ、最後は手巻き寿司が食べたい!」と言うので、夕刻からせっせとつくりました。赤酢が無くなってしまった今回は純白の酢飯で用意しました。












次女、三女と順に我が家から旅立って部屋には荷物が無くなり、がらんとしてしまいました。あれほど狭いと感じていた部屋がとても広く感じるとともに、切なさや寂しさが少しずつじわじわと込み上げてきております。




毎日、食事をともにし、一緒にテレビを見て、たくさん話して、いっぱい笑って、同じ時間に「就寝!」と言って布団に入って。




大事な相棒がこれで全部いなくなりました。




娘たちのことが大好きな分だけ、喪失感が大きくなっているようです。中身がスッカスカになった箪笥を見てそう思いました。私の心の中もスッカスカになってしまった感じがしています。








これからは4番目の娘「チャップリン」と私の二人暮らしになります。








少しずつ、この「さみしさ病」を治していきたいと思っております。




私にもついに独り立ちの時が来たようです。