松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
カモね、カモね、そう鴨ね
末弟から冷凍の鴨肉が届いたので、鴨そばをつくりました。
つくり方は調べてもいませんのでわかりません。笑
いつものようにテキトーです。笑笑
鴨肉の皮目の方をフライパンで焼いて脂を抽出しながら焼きます。一旦鴨は出しておいて、残った鴨の脂でぶつ切りのネギをこんがりと焼く。


昆布と鰹の出汁をとって、お酒と味醂と醤油で味付けしてからネギをドボン。鴨肉は薄切りにしてドボン。
そばを茹でて、あとは鴨の香りたっぷりのツユをかけて出来上がり。

鴨肉はおそらくアイガモ。なのでそれほど野生味が強いわけではなく、ものすごく香り豊かで味わい深かったです。
私、鴨ものすごく好きなんですよね〜。鶏肉と全く別物の素晴らしい出汁が出ます。
鴨食べたらやめられない止まらない。かっぱえびせんのようなものですかね。笑
味噌という名が付くダム
「一竹」で蕎麦に舌鼓を打った後、「味噌川ダム」へと向かいました。
「木曽川の源流の里」という別名がある「木祖村」にこのダムはあります。
このダムの住所は長野県木曽郡木祖村小木曽2058−22。私の推測ではありますが、木曽川の源流(祖先のようなもの)なので「木曽」ではなくて「木祖」という漢字を用いたのではないかと考えます。住所に「木祖」と「木曽」が混在しているところがとても面白いですね。
木曽川に沿ってどんどん山道を登っていき、ダムまで辿り着く頃には標高1000メートル以上にもなっていました。
ダムまで側道に沿っていざなってくれた木曽川は、下流部に住む私にとって馴染み深いあの木曽川ではなく、高低差の激しい急流の小さな木曽川に変貌しており、同じ川であることは間違いないと認識しながらも非常に興味深く、また不思議に感じた次第です。
私が訪れたのは10月の事でしたが、すでにとても寒く紅葉や黄葉が随分進んでおりまして。下界とは全く違う景色でとても美しかったです。
こちらの「味噌川ダム」、私のお気に入りであるロックフィル形式を採用したダムとなっており、コンクリート式のダムに比べてより壮大な雰囲気に包まれた景観となっています。




斜面に岩石と砂利を積み上げ、大量の水を堰き止めるこの造り方、圧巻の一言でありました。
話は少し変わりますが、ダム湖を眺めながら「なんで味噌?」。「なんで味噌川なんて名前を付けたんだ?」と疑問符が浮かびました。このあたりで味噌でも造っているのかなんて考えてしまいました。
この文章を書きながらその事について調べてみたところ、木曽川の源流域でありながら木曽川の景観をしていないという観点から「いまだ木曽川ではない」から変化して「いまだそがわ(みそがわ)」と呼ばれ始め、最終的に「未曽川」から「味噌川」へとなったようです。
この名前付けた人、私と同じ感覚を持っていたようで嬉しくなった事は言うまでもありません。
余談でした。
フェイジョアってなあに?
「フェイジョア」という果物をご存知でしょうか?
私は見たことも聞いた事もありませんでしたが、父の友人の畑へお邪魔した時に、初めてこの木を見ました。
オリーブの葉と少し似ているような気がしますが、葉の大きさが全然違います。
この「フェイジョア」の実が食べられると聞いて、どうしても食べたくなった私です。
しばらくすると父の友人が持ってきてくれました。
こんな外観。枇杷(ビワ)の緑色みたいな感じ。大きさも同じくらいです。


包丁で切ってみると中身はこのようになっています。

キーウィと同様にスプーンですくって食べるわけですが。。。
他に似た味わいのものがないので表現しにくい。笑
ネットで調べてみたところ、「パイナップルとイチゴとミントを合わせたような味わい。」と書いてありました。
いやいや、全然違う。そんなんじゃない。
香りが良くて甘くて、少しだけ酸味があるような。そんな感じです。
ちなみに喜んで食べたのは私と長女だけ。
両親と息子は苦手、と言っていました。
南米原産のフルーツなんですね。
南米に旅行など行けはしないですが、南米の果物を食べただけで脳内が異国情緒に溢れて大いに刺激されました。
初めて口にする食べ物ってやっぱり興奮が伴うものです。
食わず嫌いって罪。私はそんな風に思います。
家族のみんな、恐々となりながらもしっかり手をつけて判断しました。拍手!




