松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



あっという間

先日、軽羹製の蒸し菓子「秋の色」をご紹介しました。




秋の紅葉の色合いのイメージを存分に出した菓子でしたが、11月に突入しましたので「木枯らし」と銘打って少しだけ趣をかえました。








軽羹製の生地には蕎麦粉を、そして頂には大徳寺納豆を散らしてよりシックに仕上げております。




木枯らし吹き抜ける季節を迎えると、一気に師走となりクリスマスを通り抜けて新年の鐘の音を聞くようになります。




私が若い頃、年配の人たちがよく言っていた




「一年ってあっという間だなぁ。年を重ねる毎にどんどん時が過ぎるのが早くなってくるわ。。」




という言葉が悲しいかな、わかる年齢になってしまいました。




「ああ、一年がジェットコースターのように速く感じる今日この頃。。。」




そう思うは思いますが、若い娘たちや息子には私は言わないでおこう。