松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
時雨
山の頂に雪が積もる頃であります。
そんな寒々とした冬の山を連想させる和菓子がお店に並びました。
時雨製、「冬木立」と銘打ちました。
元々、時雨とは秋から冬にかけてパラパラと降る通り雨の事を言います。
時雨という生地は卵を用いたものになるのですが、どうして時雨という名前にしたのかは私にはわかりません。
和菓子の礎を築いた先人たちにその理由を聞いてみたいものです。