松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



経験と技術

松屋長春の「四季彩せんべい」が美しく出来上がりました。




おぼろ種を真ん中で割り、特別につくった備中白小豆のこしあんを挟むのですが、均等に縁まであんを入れるのが至難の業なのです。




経験と技術が必要なんですよ。簡単そうに見えて。笑




あともう一つ、経験と技術を要するのが焼印であります。




焼印に熱を入れ過ぎてしまうと焦げる。熱が入っていないとせんべいにひっついてしまい、オジャン(古い言い方ですね)となってしまいます。




塩梅よく綺麗な焼印のラインが出るようにするのが、この「四季彩せんべい」の最も重要な場面であり、一番集中するところでもあるのです。




今年も納得できる仕上がりとなりました。