松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



ゆず餅

レモンにすだち、シークワーサー、かぼす。。。などなど。




柚子もその仲間でありますが、不思議と同じ柑橘類なのに全てが香りも味も違います。




料理にこの柑橘類たちは欠かせないものですよね。でも、それらの使い方はきちんと決まっています。それもやはり香りや味のマッチングを考えての事で、先人たちがしっかりと研究し尽くしてきて今があるのではないかと考えています。




本日ご紹介は「ゆず餅」。




備中白小豆こしあんにたっぷりと柚子の果皮と果汁を含ませて、道明寺の生地で包み込んであります。




柚子にしか出せない唯一無二の味、香り、酸味を感じていただけましたら嬉しいです。





実るほど

私の住む稲沢市もそろそろ稲刈りの時期に来ているのではないかな。田んぼ道を通ると、そんな気配を感じるようになってまいりました。




先日訪れたダム近くの稲はゴールドと言ってもいいほどに色づいていました。帰路につくにつれ田んぼの色が緑色へと変化していったのですが、気候なのか稲の品種のせいなのか、収穫期にズレがあるのが非常に興味深く面白いと感じています。




今年は豊作の年であってほしいものですね。切に願っております。




このタイミングで薯蕷製の新作をドロップしました。稲穂の焼印に黄金色の色をあしらってあります。












新作は、つくり手である私たちにとって大きな刺激であり、非常に新鮮な気持ちになれる特効薬のような存在です。これからもできるだけ皆様に新しい和菓子をお見せできるよう精進をしてまいりたいと思っております。




「実るほど、こうべを垂れる稲穂かな。」




こんな心持ちで。

ドライブがこんなに楽しいものだとは!

ダム巡りの一日の一番最後に行ったのは「丸山ダム」と「新丸山ダム」。




「新丸山ダム」は建設真っ只中でありまして、どちらのダムも併設と言ってもいいほど近くに位置しています。




結局は一つのダムとして機能するように、「丸山ダム」をかさ上げし、「新丸山ダム」として運用するような感じになるのです。




建設中のダム。なかなか見られない貴重な作業を随分長い間色んな場所から眺めました。このダムに一番時間をかけました。そのくらい興味深かったのです。




































これらのダムは木曽川水系の中でも本流の上流部に当たるところに位置します。木曽川から汲み上げた水を水道水として使わせてもらっている私としましては最も思い入れの強いダムと言ってもいいかもしれません。




この日、「阿木川ダム」、「岩村ダム」、「矢作ダム」、「小里川ダム」、そして「丸山ダム」「新丸山ダム」と回りましたが、それぞれの水系のダムから眺める山の景観から渓相まで特徴が全く違っていまして、そんなところにも面白みを感じた次第です。




さ、次はどこへ行こうかな。




長距離ドライブが大嫌いであった私。ダム巡りをするようになってから車に乗って出かけたくてしょうがなくなっている自分に非常に驚いているところです。