松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
モネ展3人旅
先日、京都の修行時代に苦楽を共にした仲間が3人、久しぶりに集いました。
ちょうど豊田市美術館でモネ展をやっているから行ってみよう!と相成った次第です。

私が最もモネの作品で印象に残ったものは「睡蓮」ではなく、「日の出」と「藤」でした。
「日の出」は全体を極々淡い色が覆う、とても優しさに満ちた絵で、今回の展示作品の中で私が最も好んだものでありました。
「藤」は二作品が対のように並べられており、こちらも目を引くものでありました。違和感というか個人的には好感的に感じたのは、藤の花房が紫に着色されておらず、背景の部分を淡い紫色で表現していたところ。
普通の人なら間違いなく花のところを紫色の絵の具で塗りませんか?笑
こんなところに著名な画家のセンスや感覚が表れているのでしょう。
見ていて全くおかしくなく、素敵だなぁと素直に感じました。
あと、非常に驚いたのはモネ展の中の一部屋だけではありますが、撮影可能であったということ。


それが「睡蓮」の作品だけを展示していた部屋でありましたので、そこで何枚か写真を撮らせていただきました。
この後、モネ展をあとにして、他の展示作品を見に行きました。
美術館あるあるですが、メインの画家の作品だけでなく常設展なども併設されています。
これが、また大きな驚きで。。。
岸田劉生にも、横山大観にも、クリムト!!にも会えるのです。
それも、なんと!!全て写真撮影OKとの事。
岸田劉生作品は裸婦像だったので撮らず。笑
横山大観作品は「富士」ではなかったのですが、ガラスの反射がどうやっても抑えられず断念。
気になった作品の中でクリムト作品だけが綺麗に撮る事ができました。

豊田市美術館内には「味遊是」というレストランがあるのですが、実はこちらは私の友人である名古屋のフレンチ「壺中天」のオーナーシェフが営まれているお店なのであります。
最近なかなか彼に会う機会がなかったのですが、モネが私たちを引き寄せてくれたようで、久しぶりに元気な彼の姿も見られる事ができ、とても嬉しかったです。
豊田市美術館へお邪魔するのは、今回で2回目。(前回はクリムト展でありました。)
やはり建物から展示品から、一級品の美術館であると再確認しました。
次の機会はいつになるかわかりませんが、今から楽しみで楽しみでなりません。

明るく、仲良く、そして楽しく
一年に一度か二度。
松屋長春のスタッフさんたちの日頃の奮闘を労う。そんな会を催すことにしています。
昨日、全員(お一人はまだ働き始めたばかりなので参加していません。)のスケジュールが合う日を決めて食事会に行ってまいりました。

「みなさん、本当にいつも松屋長春を大きな力で支えてくれてありがとうございます。」
松屋長春のスタッフさんたちは長い間働いてくださっている方ばかり。
私たちはひょんなご縁でこうして結ばれて一緒に働き続けているのですが、お互いに居心地の良い環境を築けていることが、現在の松屋長春が醸し出しているやわらかな雰囲気になっているのだと思います。
この雰囲気というものは、お客様をお出迎えする接客にも通じているものだと考えています。
「明るく、仲良く、そして楽しく。」
この最も忘れてはいけない3つをモットーに、これからもずっとみなさんと一緒に働き続けられたらいいなと思っています。
写真2枚目は長女あづきとその時に盛り上がって一緒に撮ったものです。笑

さ、今日も一日が始まります。
張り切っていきましょう。