松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



感謝の朝

おはようございます。

昨日、一昨日と二日間。連休を頂戴しておりました。

また本日より一週間、変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします。


休み明けの最初の仕事は羽二重餅から。



毎週水曜日と木曜日はデパートでの販売がある日。

本日はジェイアール名古屋タカシマヤでの販売日です。




ご用意がちょうどできたところです。

明日は星ヶ丘三越での販売日です。

お近くにお住まいのお客様、両日共どうぞよろしくお願いいたします。


毎日変わらずこうしてお仕事をいただき、働かせてもらえますのはお客様のご贔屓以外のなにものでもございません。

お客様のご要望があるからこそ、元気に仕事ができるのだと思っております。
また、我々のような個人経営の小さなお店は作り手の健康も同じように大事であります。

そんな事を考えながら仕事はじめの朝を迎えました。




感謝の朝です。

台風前に1時間だけ

ここ最近の私の休日ですが、夏休みということもあり毎週娘サービスの日に充てています。

今朝は娘の弁当づくりが無かったので、朝1時間だけ名古屋港へ釣りに行って来ました。結局、学校は台風で休校になったので、弁当は必要無かったのですが。

もう少しで台風が中部地区にやってきます。まだ海が穏やかな間に少しだけ竿を出そうとやってきたのですが、台風前なので湿気も高くものすごく暑かったです。




夜明けからすぐに釣り始め、初っ端から50センチの大物の黒鯛が釣れました。






エサは岸壁に付いているカラス貝とフジツボ。

クラブの仲間の情報では、少し前まではカラス貝が良かったそうですが、エサがわりの時期になっていて今日はフジツボに軍配が上がりました。




1時間と短い間でしたが、15枚ほどの黒鯛を掛け合わせる事ができ、忙しくも楽しい自分だけの時間を過ごせました。

随分、黒鯛釣りから遠ざかってしまった事もあり、結局二枚だけの釣果でした。
感覚が知らないうちに鈍ってしまっているのでしょうね。





反省点も見つかり、また名古屋港へ赴きたいという欲望が沸々と湧きあがりました。


これから少し休憩を取り、娘たちの服を買いにお付き合いしてきます。夏のバーゲンももう少しで終了。その間に買わないと損した気分になりますもんね。
では、行ってまいります。

一年に一度だけ

いちご大福など、餅生地にフルーツを入れたスイーツは今や国内でも定番のものとなってきました。

松屋長春では一年で一度だけこのフルーツを入れて羽二重餅をつくります。

それは地元の中学生が職場体験に来てくれた時だけ。最終日に一生懸命働いてくれた御礼として持ち帰ってもらうものとしてつくります。これは当店の決まりとしているもので、毎年の恒例となっています。

今年は稲沢西中学校と治郎丸中学校の女子生徒2人ずつ、計4人が三日間手伝ってくれました。

とても明るく可愛い子たちばかりなので写真を出したいところですが、難しい事の多いご時世となりましたので、手元だけの撮影としました。


皆でフルーツを用意してもらいます。



今回はぶどう、パイナップル、メロン。




あんで包んで下準備終了。





フルーツの入った羽二重餅もそれぞれ自分で作ってもらいます。




仕上がりました。



この自分で作ったフルーツ羽二重餅を家族に振る舞いながら、松屋長春で取り組んだ事柄を楽しく話し合ってもらえたら嬉しいです。

この三日間は皆で食べる昼食も私がつくるようにしています。

家族、パートさん、アルバイトさんたち、そして中学生たちと全部で毎日15人前ほど用意します。





一日目はこの間、少しお話しましたカレーライス。結局三日かけて仕込みました。





二日目はオムライス。




最後の日は焼きそば。

毎日の家族の料理担当は全て私ですが、さすがに大人数の用意はスタミナを随分消費しました。

しかし彼女たちも喜んでくれ、またいつもはお昼はおかずを取り寄せて食べているパートさん、アルバイトさんたちにも喜んでもらい、とても幸せな気分にさせてもらいました。
毎年、職場体験のご依頼を受けているのですが、学校からの依頼と言えどこちらも貴重な戦力となり、本当に助かる事が多いのです。

しかし、アルバイト代もない。弁当も持ち込みとなるとなんだかとても寂しいなって最初思いました。
そんな思いもあってこのフルーツ羽二重餅と昼食の御礼をする事にしたのです。

三日間ととても短い期間ではありますが、それぞれの人となりを垣間見る事ができ、心が通じ合うようになる喜びを知ります。

こんなご縁を何年も続けていくと、中学生の時に職場体験させてもらったと大きくなってから伺い聞く事も多々あります。
そんな時、やはり職場体験の制度はとても良いものなんだと再認識する事になるのです。

今年お世話になった4人の方々、また必ず遊びに来てね。私たちは首を長くして待ってますよ。