松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



情熱の蒸気

先日買ってきた中華蒸篭を使って、蒸し料理を作ってみました。

中華蒸篭は木製。やはりアクや匂いを取り去りるために空蒸しが必要なようです。



20分ほど空蒸ししながら食材の準備です。



食材を切り分け、それぞれに塩を振って下味を付けます。豚肉だけは胡椒も振ります。



海老は反らないよう、お腹に切り目を入れてしっかりめに塩を振ります。



おろしポン酢でいただきました。

やはり蒸し料理は食材の良さがストレートに、そして優しくこちらに伝わります。とても美味しかったです。

今回、初めて中華蒸篭を使って料理をしましたが、いくつか失敗もありましたので記しておきます。

まず、食材の火の通る時間について。

ブロッコリーやかぼちゃなどは火が通りやすいですが、人参や肉類や海老などは多少時間がかかります。その蒸し時間の違いをいかに改善するか。やはり蒸篭の数を増やすしかないのでしょうか。

もう一つは長く蒸しすぎない事。

蒸気は思いの外熱が強く、すぐに食べ頃になります。しかし、今回はごはんが炊けていなかったため長めに蒸してしまいました。やはり柔らかくなってしまい、食感が少し損なわれてしまいました。

和菓子も料理も同じ。

日々精進が必要であります。

去年はインドスパイスについて深く掘り下げて料理を色々つくりましたが、今年はこの中華蒸篭を使って深くスチーム料理について掘り下げてみようと思っています。

料理に対する情熱の蒸気が噴き出ているところです。