松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



お赤飯

卒業の時期と同じく、入学式の時期であります今はやはり紅白羽二重餅とお赤飯のご用命が多くなります。



朝から用意し始めて、やっと蒸し終わり箱詰めまで完成したところです。

ご入学、そして四月からご就職を迎えられた皆様。おめでとうございます。

当店もお客様にご満足いただけます生菓子とお赤飯をつくる事で、少しでもお役に立てればと思っております。

歩み

本日は次女が通う事になる大学の入学式でした。

卒業、入学のこの季節はお店も繁忙期のため、出席するつもりはありませんでしたが、保護者説明会もあるために参加必須なようで今朝早くから仕事を済ませて出かけてきた次第です。



四月一日から長女も東京の和菓子屋さんでのご奉公がスタートしました。

人の役に立って必要とされるような働きができるよう精進してほしいものです。



次女もこれからしっかりとした大学生活を送って欲しいと切に願います。

気づかないうちに私も娘がこれほど大きくなるまで歩んできたのだと今更ながらしみじみと感じました。

今まで歩んできた道はデコボコで歩きにくい道でしたが、歩んだ道が確かにそこにあった事を娘たちがこうして教えてくれます。

娘二人にとってこの四月が新たなステージとなりますが、多くのデコボコ道があったらいいと私は思います。その先に輝かんばかりの未来があるのだから。

私にとっても娘二人にとっても区切りの四月です。

しっかりとした足取りで歩んでください。いつも応援してます。

紫色の季節

桜の花が全盛の時代はあっという間に過ぎ行きます。

今年は雨が降らなかった事もあり、開花こそ早かったですが、いつもよりは長きに渡って楽しめたのではなかったでしょうか。

写真こそ撮りませんでしたが、昨日も私のお気に入り桜スポットである五条川へ赴きましたが、すでに桜の若芽が花と半分ずつくらいの割合まで押し迫り、風に舞う桜の花がとても美しく私の目にうつりました。

川面に浮かぶ桜の花は一面とはいかないまでも花筏となって楽しませてくれました。

このような素敵な景色が終わりを告げた頃、次は紫色の季節がやってきます。



少し先取りですが、藤の花の焼印をあしらった羽二重餅製の生菓子をお店に並べました。

丹波大納言小豆の粒あんでのご提供です。

藤の花も桜に負けず劣らず素晴らしいものです。

今年の藤の開花は桜と同様に少し早くなるのかもしれません。

タイミングを逃さないよう、追いかけてみたいと思っております。